三日月クラシック | ルドルフ・ヌレエフの極めて個人的なファンブログ(だった)。作品リスト、伝記原文比較等

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Posted by ミナモト on  | 

BBC、ヌレエフを題材にしたドラマ制作へ



はい、そういうことです。

ディレクターを務めるレイフ・ファインズは英の実力派俳優。演じる側だけでなく制作にも過去何度か関わっており、これまでの作品には古典文学を題材にしたものが多い模様。今回は少し変わり種と言えるのかも?
彼の手でヌレエフがどんな物語になるのかとても楽しみです。BBCはマーゴ・フォンテインの伝記ドラマも放送してましたね。

ヌレエフを演じるのは一体誰なのか? というところにも注目が集まりそうですが、私は以前も書いたとおり、特別似てなくても踊りが吹き替えでも演技がイマイチでもいいから、とにかく特別な存在感がある人がいいです。
ヌレエフの稀有な人生をフィクションの映像という形で辿るとき、それが一番説得力があると思うんです。


ところでこちらには上陸するのかな(英語難民)

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Category : ヌレエフ情報
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ケ・ヴォルテールの23

記念日になるたびノコノコ現れては中身のない記事を書くことが一体なんになるというのか……神よ……大地よ……
あけましておめでとうございます。


■ヌレエフ関連オリジナルグッズがちょっと気になる。
Un soir à l'opéra - http://www.unsoiralopera.com/en/
写真つきのメモ帳やメイクポーチ、ヌレエフやバレエ作品をイメージしたストールやキャンドルなど。

しかしどんな香りなんだヌレエフキャンドル(ヌレエフんちキャンドル?)。
ヴァイオレットにブラックティー、トンカビーン(桜餅の香りという情報が…)、ヘリオトロープ、
はまだわかるんだけど コルドバレザー……? グアヤクの木……?
後半ぐぐってもちょっとわからなかった そもそも香料なのか



以上、1月6日はシャーロック・ホームズの誕生日(非公式設定)で十二夜の公現祭でエピファネイアだって昨年学んだものの、調べても結局何をする日なのかわからなかったミナモトがお送りしました。
ところで去年の今日はロシアのクリスマスがどうたらとか書いたような気がするけど 正確には1月6日がイブで7日がクリスマスなのかな。ユリウス暦なんですね



ずっと生きてるって知ってるから 平気だよ

Category : ヌレエフ情報
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ウィーンのヌレエフ版「白鳥の湖」 新映像

Side B-alletさんで知ったのですが、ウィーン国立バレエによるヌレエフ版白鳥の湖がDVD化されるそうです。
やったー!!
今年3月収録のフレッシュな映像で、クラシカ・ジャパンでも放送予定あり。
木本全優さんや橋本清香さん、玉井ルイさんなど、キャストには日本人ダンサーの名も。

主流のプティパ/イワノフ版とも、パリのヌレエフ版とも大きく違うウィーン版白鳥の湖。
(パリのヌレエフ版は、ストーリー解釈は大胆だけど振付や曲順はこの版と比べるとオーソドックス。
 結構英国ロイヤル風が入ってる)
好きな部分は沢山あるんですが、この映像では黒鳥のヴァリエーションに注目したいです。
パドシスの五番の音楽でイタリアンフェッテをするというちょっと独特な振付で、
美しい舞踏会の陰で恐ろしいことが起こりつつあるという雰囲気があって大好きなんです。
フォンテインの踊りにもまさしく優雅さの裏の凄味があっていいんですが、当時より大胆に脚を上げる現代のダンサーがあれをやったらまた別の迫力があるんだろうなあとずっと思ってたのでとても楽しみ。

もちろん一新された衣裳や舞台美術、そして何より、監督ルグリがヌレエフから受け継いだものを
どのようにウィーンのダンサーに伝えていったかというのも大きな見所。大変うれしい映像リリースです。

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メープルシロップをドバッと

広告出ちゃったので、前エントリの補足というかさらなる疑問というか


ディック・フランシスの自伝「女王陛下の騎手」をさらっと読んでみたところ
背が高く体重も60キロを超えることが多い障害騎手は、英国でも騎手の中ではイレギュラーな存在みたいです。
職業を明かすと「騎手?そんなに大柄なのに?」と驚かれる人が多いとか。
というわけでヌレエフあるいはプティが想定していた騎手像とは違うような気がします。
フランスの騎手事情も調べてみたい。


そういえば、フランシスの名作『大穴』『利腕』などの主人公で、たかだか身長167cmなのに騎手時代最終的に体重を64kgまで増やしてしまった探偵のシッド・ハレー君。(前エントリで例に挙げた人です)
絶対真面目に減量してなかっただろと思ってたのに、シリーズ4作目『再起』で「騎手時代体重を気にしていた習慣で昼食は摂らない」とか言ってて頭痛くなりました。それでどうやって64キロまで増えるんだよ!
私の男性観は「ウェスト60cm以上の女とかデブだろwwwwwwwww」とか言ってる一部の男性陣と同レベルなんでしょうか。わけわからん。
なんだろう…めっちゃ骨密度高いとか筋肉ついてるとかかな……(自称ほっそり体型なんだけど)。
それともティータイムにめっちゃ菓子食ってるとかか。謎すぎるぞシッド。


※ちなみに、一部フランシスファンの間では「ハレーはホットケーキが大好き」というネタが流行している模様。私はそういう記述を見た覚えがないのでなんでだかわからない。今度文庫で読みなおしてみます。

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ヌレエフの目指した競馬騎手の体型 再考

少し前Twitterで「理想の女子のスタイルは152cm37kg」などという愚かな男子高校生の発言が話題になったところで、若干タイムリーな話題です。でもないか。


『ヌレエフとの密なる時』(ローラン・プティ著、新倉真由美訳 新風舎)に、ヌレエフが「常に体重に対して強迫観念を持っており、競馬騎手の体型を理想としていた」という記述があります。それについてかつて私は「男のバレエダンサーがんなもんを目指したら、病気の前に栄養失調で死ねる」と些か乱暴な言葉で突っ込みを入れました。そのときの記事はこれあっあんまり読みたくない…
(↓その件については、Telperionさんに原文を検討して記事にして頂けたようなのでぜひご覧ください^▽^)
◆伝記『ヌレエフ』の翻訳の検討 ダンサーが競馬騎手の体に憧れるとは


この時私が「競馬騎手の体型」として思い浮かべたのは、私にとって身近な日本の騎手のものです。
財団公式サイトによると、ヌレエフの身長は5フィート8インチ(約172.7cm)。身長だけ見れば、これに近いのは武豊騎手の170.0cm。騎手として長身の部類に入る彼の体重は51.0kgです(JRA公式サイトより)。
あまり健康的といえない数値かもしれませんが、レースには斤量の細かい規定があるため、体重をこの程度に保たないとプロとしてやっていけないのです。
幸い彼は元気に馬に乗ってトップジョッキーをやっていますが、Telperionさんが書かれている通り、騎手が必要とする筋肉とダンサーが必要とする筋肉は質も量も明らかに違います。ヌレエフがこのスペックを目指すのは明らかに無理そうです。やっぱり死ねると思います。目指すのもシルエットを追うのも全力で止めたいです。
しかしこれは、あくまで現代日本の騎手の体型でした。当然ですが、ヌレエフの時代の、ヌレエフの知る騎手とは違ったわけです。


先日ディック・フランシス著の競馬ミステリ『大穴』を読みました。1965年に書かれたイギリスの小説です。
この小説の主人公は落馬事故のため引退した元騎手という設定で、物語の途中で明かされる彼の体型は5フィート6インチ、133ポンドです。単位を換算すると167.4cm、60.3kg。かなり重い! しかも現役時代はさらに10ポンド重かったとのこと。減量がきつくなったので体重が重くてもよい障害レース(※)に転向したとも言ってるけど、真面目に減量してたのかなあ(笑)。まあいいです。

私の感覚では「体重64.8キロの騎手なんているわけない!」と思ってしまうのですが、自身も名騎手であったディック・フランシスが書いている以上、当時のイギリスでは現実的だったのでしょう。
(追記・現在もあまり変わってないようです。ハンデ70kg以上の障害レースとかあるので)
やはり男性ダンサーとしては細いと思うけど、51kgほど危ない数字ではないので、ヌレエフはこのくらいのシルエットを想定していたのかな?と思いました。おわり。

【追記】 フランシスの騎手時代を描いた自伝「女王陛下の騎手」には、障害騎手は過酷な体重制限がないので普通人と似たような体格をしていて、騎手だと告白すると「背が高い!」「痩せていない!」ととても驚かれるというようなことが書いてありました。
やはり障害騎手は英国騎手のスタンダードではない? フランスの事情なども調べたくなってきました。


★余談1
ヌレエフは80年代になってから脚のラインがすらりと細くなりましたが、私個人としては70年代前半の太めでごつごつした脚が好きです。ヌレエフはあまり脚が長いとは言えないし上半身が逞しいので、あのくらいのボリューム感があった方が全体のバランスがいいと思うんです。あの固そうなふくらはぎが好きなんです。腕の筋肉はやわらかそうなのもまたいいです(うるさい)

★余談2
2013年の凱旋門賞で、日本馬オルフェーヴルは惜しくも2着に敗れました。ファンの間では敗因の一つに、彼の背負った59.5kgという斤量があるのではないかと考えられています。優勝したトレヴは、3歳の若い牝馬なので54.5kgという軽い斤量で走ることができました。日本の大レースでも馬の性別・年齢によって斤量を変えますが、普通ここまでの差はつきません。フランスにはフランスの基準があるので仕方がないのですが……。うーんこんなところで愚痴ってどうする。
日本ではかつて名馬テンポイントが、凱旋門賞挑戦を目前に雪の中で66.5kgの斤量を背に走り骨折、のちに死亡するという事故がありました。どうもこれが日本人の斤量に対するトラウマになったみたいです。
1940~50年代のアラブの名馬タマツバキは、現在では考えられない80kg以上の斤量を背負い何度も勝利しました。一般的にアラブはサラブレッドよりスピードに劣るが力は強いと言われています。しかしこれは破格! 以上明日使えない競馬トリビアでした。



(※)障害競争では平地競争より重い斤量を馬に背負わせます。以前からどうしてなのかと不思議に思っていたのですが、どうやらスピードが出すぎると危ない、騎手が平地より多くの装備を必要とするなどの理由があるそうです。JRAのサイトを見た限り、日本の障害騎手にはあまり極端に重い人はいないようですが。(中山大障害の斤量は63kgが上限です)

Category : バレエ雑記
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ヌレエフとシャーロック・ホームズのあれこれ

お久しぶりです。元気でした。おたまじゃくしがカエルになるのを眺めて陰気な幸福に浸ってました……。
もっと陽気な幸福を求めたい でもいまいち私向きではないんだ


とりあえず、ここ最近発見した陽気な小ネタなど。

先日BSプレミアムでシーズン3が放送されたBBCドラマ「SHERLOCK」。(私は7月4日待ちです)
シャーロックとジョンの住む(…もう過去形ですか?)現代のベーカー街221Bの居間にはお洒落で特徴的な壁紙が一面に貼られていますが、
なんとあれ、以前もご紹介したZoffany社のNureyev Collectionのものでした。

ZOFFANY NUREYEV COLLECTION
sherlock 221b wallpaper(google検索)

ただ、ヌレエフ・コレクションの中でヌレエフの名がついているものは一種だけで
残念ながら(?)221Bの壁紙はNUREYEVではなくNAVARREという名前です。スペインの地名?

ヌレエフとホームズほどのビッグネームなら、これ位の掠り方をすることは珍しくもないのかもしれませんが
いま大好きなものふたつの間に、なんだか不思議な縁を感じました。どこまで逃げても無駄なのか
(そういえば、Zoffanyは財団等になにか一声かけているのだろうか……?)

ちなみにこれに気付いたのは、別件で競走馬のヌレイエフについて調べようとした際
googleの情報欄がこんなことになってたからです。

gnurey.png

……人の顔写真間違えをよくやるとは知ってましたが、これもこれでどうかと。かべのなかにいるのか?


ついでに見つけたこんな記事。
'Sherlock has changed my whole career': Andrew Scott interview

SHERLOCKでモリアーティを演じたアンドリュー・スコットさんが、別のドラマでの役作りと自らのセクシュアリティについて語っています。そして……。
(こちらのブログ 水川青話さんが、該当箇所の日本語訳をされています)

ヌレエフはホームズを読んで英語の勉強をしましたが(後述)、今度はその作中人物を演じた俳優が、ヌレエフを参考にロシア人の喋り方を研究しているわけです。
そこに至った経緯を考えると、単純に面白がれもしませんが。

そういえば、モリアーティが泥棒かささぎの曲をバックにロンドン塔で踊るシーンはとても素敵だったなあ。
スコットさんのヌレエフ仕込みのロシアなまり、いつか聞いてみたいです。
(「Legacy」は冷戦時代のソ連のスパイを描いたドラマだそう。公式トレーラーがあったけど、うーん短すぎてわからない)


前もちょっと書いた「ヌレエフがホームズを読んで英語の勉強をした」話。
読んだ記憶はあるのにどこを探しても見当たらなくて焦ってましたが、これも今回の探索で見つけました。
このエントリでも紹介した、雑誌・Peopleの特集記事です。
……日本語の資料で読んだと思っていたのは大勘違いだったようです。
オスカー・ワイルドの名前が並んでいるのが、そこはかとなく切ない。かも。


シーズン3を待ってる間、関心が正典に傾いたのでシャーロキアンごっこをしたりしてじわじわ遊んでます。
著作権・翻訳権が切れているので、ネットで原文や訳を読むことができるんですね。特にこのサイトがとても便利。英文だけならこっちのCamden House。出版されてる訳の読み比べなどもしてみたい……
というわけでホームズのおかげで、1年に1度来るか来ないかの英語読みたい期が絶賛到来中。
かつてヌレエフもおんなじ英文を読んで勉強したのだと思うとより嬉しい。
今のうちに、ずっと放置してたDancerや伝記とも仲良くなろうと思います。では!


↓お待たせしすぎて申し訳ない拍手お返事など。す、すみません…

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ヌレエフの演じるロットバルト

放心してたら紹介が遅れましたが、twitterで教えてもらった動画です

http://youtu.be/yIpgxJL8qQY

1990年、ミラノ・スカラ座での白鳥の湖(ヌレエフ版)の全幕映像。
配役はジークフリートがシャルル・ジュド、オデット/オディールがイザベル・セアブラ(Isabel Seabra)、
そしてヴォルフガング/ロットバルトがルドルフ・ヌレエフです。

記録用の映像なのか、ほぼ固定カメラで舞台全体を撮影する構成になっています。
ドキュメンタリー「Rudolf Nureyev alla scara」にもヌレエフのロットバルトの映像が出てきますが、それとは別物のようです。

色々書きたいのに言葉が見つからないです ヌレエフのロットバルトというだけで失神ものなのに王子がジュドって……人生の心残りリストが順調に消化されていっててこわい
次はアポロあたり出てこないかな ヌレエフのアポロってバランシンの権利者的にどうなんだろう。


◆ドキドキしてまだ全部見れてないけど自分用メモ

黒鳥のアダージョのあとロットバルトがなにか拾うような仕草をしている。ヌレエフ版にはそういう演出はなかった気がするので(オペラ座のDVDでは確認できない)ただ飾りかなにかが舞台に落ちていたのだろうか。ヌレエフ直々に拾っちゃうんだ!気配りの人!とわけのわからない感動をしました。
あとやっぱりこのロットバルトはヌレエフの役だとしみじみ。今まで別の人が踊るのを見てて、すごくヌレエフっぽい振付だなあと思っていたので、それをヌレエフ本人が踊ってるのが不思議な感じでした。ヌレエフがこれを踊るのは当たり前のことなのに、私にとっては当たり前じゃないので。(順調になにを言っているのかわからない)

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ワルツ「千夜一夜物語」

YouTubeから。1992年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの映像です


ヨハン・シュトラウス二世のワルツ「千夜一夜物語」と共に。色っぽいシャリアール王を演じるヌレエフ。
劇中劇?を踊っているのはウィーンのダンサーたちなのかな。

財団公式のシェエラザードの紹介ページでこの映像の存在を知って以来、
見たい見たいと思い続けていたのでとてもうれしいです。
撮影の時期的に、見たら痛々しかったりがっかりするんじゃないかとも考えていたんですが
全然そんなことなかったです。ちょっとしか踊らないけど、すごくきれい。こんなにきれいなのに

バレンチノのシークといい、この手の役をやるとやたら輝くヌレエフなんですが、
なにゆえいちばん肝心の金の奴隷の映像を残してくれなかったのだろう。Tribute to Nijinsky……

せめて写真で見知らぬ往時をしのぶ
goldenslave.jpg

最近の映像などで見る金の奴隷は、わりと男性的で禁断の関係に苦悩してそうな人が多いのですが
初演したニジンスキーの写真や逸話から私が受けるイメージは、両性具有的、あるいは動物的でもあり
小悪魔的な艶めかしさを持った、ハレムで飼われる不思議な生き物です。
ヌレエフならそういう雰囲気を出してくれてたような気がします。というドリーム。


ちなみに原作に出てくる不義を働いた奴隷の名前はサイードくんといって
結構やなやつでしたです

Category : ヌレエフ情報
Posted by ミナモト on  | 2 comments 

呼んだのになかなか来ない

私は新年の抱負とポワソンダブリルを勘違いしているようだね……わざとじゃないんだけどね……
まずはいちばん旬の話題から

◆ソチオリンピック開会式
バレエ的には、ザハロワと両ワシーリエフ(!)とストラヴィンスキーが美味しいところを持っていって
チャイコフスキーとヴィシニョーワはあれれって感じだった……。なんでああなっちゃうの?
聖火でfire bird終曲はひきょうだ。あざとい。もっとやれ。がんばれ町田選手

白鳥はあれ、ヴィシニョーワっていうかバレエダンサーでなくてよかったんじゃないかな……?
(元々別の作品でああしたものを踊った事があるようだけど、あそこで白鳥であれをやるか?)
現地で見たらとても素敵だったのかな……綺麗は綺麗だけどコレジャナイ感がすごかったです

全体的にはすごく面白かった。でも本国ロシアがああいう白鳥の使い方をするのは納得いかないよう。
群舞の電飾の中の人たちがきちんと白鳥の羽飾りをつけていたので、
脱ぎ捨てて早変わりして普通のバレエになる仕掛けなのではって思ったけど何も起こらなかったね。笑

-----------------------------
わし 「あれウラジーミルの方のワシーリエフじゃない?ワシーリエフだよ!
    ルディも呼んでもらえばよかったのに!」
はは 「いや死んでるし」
わし 「…………」


でも考えてみたら呼んでも来ないような気がする。バルセロナ五輪のとき関連イベントにちょこちょこ顔を出してたみたいだけど、あれはなんの縁だったのだろう。
ヌレエフ以外にも、国籍不問でいろんな文化人が参加してたみたいですが。

◆ローザンヌ!
日本のダンサーが大活躍のローザンヌ。決選に大勢残っただけでわあすごいと思っていたので、
この結果にはびっくりです。
テレビをあまり見ないのでよくわからないのですが、報道が加熱してるっぽいのはちょっと気がかり。
確かに開会式のついでに見たNHKニュースでも、取材した身の上話ではしゃぎ気味だったかも。
しかしそういう私も、好きな女の子がやってたから始めたというのは
ありそうでなかったなあと面白がってました。oh...
男性ダンサーがバレエを始めた理由って、「姉妹がやってた」「親に勧められた」
「突然天啓を受けた」あたりが主流な気がする。

アメリカのプレシャスさんも話題になってますね。ブラウンタイツと染めたぴかぴかのポワントが新鮮な感じでした。ああいうふうにするんだ! 早く踊ってるところを見たいなあ。

使ってるPCがガタガタなもので、動画など全然見られてないのです。テレビ待ちです。
ていうか買い換えなきゃ。ヌレエフの動画も漁れなくてわりと不自由。

◆その他近況
ツイッタでオタオタしく萌えーとかつぶやいてます。バレエからはだいぶ遠ざかってます……。


下から拍手お返事!
関係ないけど、botの多さに閉口してfc2ブログに備わってる拍手を消して他のにしたら
もう消して大分経つのにbotがfc2の拍手を押し続けてくれてて(軽くホラー)
もうじき通産拍手数1000をbotで超えてしまいそうなんですけど
わたしはそれにどう反応すればいいのでしょうか。とりあえずまたしばらく寝ます。

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Posted by ミナモト on  | 3 comments 

Kのバヤデルカ/困惑の道

気がついたら11月になんにも以下略。
わりと直前にKの公演に行けなくなってしょんぼりでした。来年もきてくれるかな。

Kは来年、ラ・バヤデールを上演するようですね。熊川氏が作るからには、
ベースはロイヤルがレパートリーに持っているマカロワ版なのかな。
マカロワ版のバヤデールは、結婚式の神殿崩壊までが冗長で
物語の勢いを削いでいるように思えてちょっと苦手なんですが
(せっかく婚約式のディヴェルティスマンを排したのに、なぜあそこで長々と群舞が踊るのだろう……)
古典の再構成にやたら長けている熊川氏のことだから、きっと上手く作るのだろうな。
しかし気になるのは、初演キャストに熊川氏がいないこと。
シンデレラの王子はもともと熊川氏の役という感じではなかったので
若手に任せるのも納得だったけど、ロイヤルでの当たり役のソロルもとは……。
本格的に古典主役から引くつもりなんでしょうか。心配。



図書館に入ってたので、バレリーナへのみちの95号をやっと読みました。
今年のブンエンシャ関係のブログ記事に、すごくたくさん拍手を頂いていて、
(身に余るほど頂きすぎてるので、これはbotなのではないかという気もかなりするのですが)
もしかしたら何か書くことを期待されているのかもと盛大に勘違いしたうえでもうしあげますと
特別ブログにするような感想はないです。うん。ないな。
特集第一弾と比べると、思い出話にしても全体的に辛口なものが多かったり
心待ちにしていた薄井先生のお話があったり(愛憎半ばしててよかったよ)
清水・森下夫妻のインタビューがあったり(それと同じ誌面に、
ヌレエフがアレだからアレでアレなのではないかという推量記事があるんだけどいいんですかこれは)
いろんな意味で濃かった(?)けれども、別に嬉しくも面白くも腹が立ちもしなくて反応に困る。
というか、ブンエンシャに対する悪印象が勝れば「それ邪推じゃない?」と苦言を呈したくなるし
フラットな視線で個々の文章を読めば「そういう解釈もあるか」「やっぱり難しい人だなあ」と素直に思うし。
うーんなんだこれは。といった具合でまとまらないのでパス。

個人的には、ニジコちゃんか王蛇みたいなことしてたところに大ウケしました(そこかよ)。ナマタマゴグビー…
あと私はニキヤはマーゴだと思ってるんだけど、それこそ個人の感想だから別になあ。


モヤモヤは置いといて、以下から拍手お返事です^▽^

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危機感を抱きながらダンサーメモ

今年の秋冬は恒例どおり三国志に親しみ、今まで見た小説やドラマの復習をしながら
陳先生の小説十八史略を読んで中国史全般への理解を深め、
さらにDancerを和訳して脳内でフィクションヌレエフと遊んで愉快に過ごそうと思っていたのですが
色々あって突発的に水木しげる御大に心を奪われてしまいました。
……で、ずっと漫画と自伝と伝記読んでる……。夏はエロイカだったぞ。全く反省してないぞ。

今すごく気になってるのは、敵の攻撃からただひとり生還した水木サンにつめたい言葉をかけた小隊長と
腕に重傷を負った水木サンに輸血を申し出た小隊長は同一人物か否かってことです。
最初は戦記漫画全然興味なかった(というか怖かった)のに
次々あれもこれも手を出したくなってこまったものです。
あと妖怪師弟つながりで京極夏彦も読み返したくなってきたり。鉄鼠と魍魎がスキ。
遠野リミックスは、みやざわグレイテストヒッツくらいとんでもないことになってるのを期待してたのに
チラッと見た限りではかなりまじめに遠野現代語版って感じなのかなあ。


そんなわけでたまにはヌレエフに注意を戻してみる。
小倉重夫氏訳のヌレエフの、「私は……なのだがね」みたいな、ちょっと気取った名探偵風(?)の口調や
冗談めかしたときに語尾にカタカナで「ネ」ってつけたりする喋り方がすごく好きなのですが
マッキャンヌレエフはどうもそういう口調で喋ってくれなさそうです。スラングのニュアンスがわからん。
現実のプティも「悪い言葉ばっかり覚える」ってこぼしてるし、
ほんとは普段はあんまり上品な喋り方じゃないんだろなあ。(笑)
芸術と半生では主に仕事の話をしてるからああなのかな。

芸術と半生での小倉氏の訳文は、とても味わい深くてよいです。
「鬱々として楽しまなかった」とか、今の感覚だとほとんど漢文用語ですね。
でも、Side Showを「つけたりの見世物」とするのはともかく
Field Figureを「田園の幻影」と訳すのはさすがに無理ががが
しばらく何のことだかわからなかった。
(I am a Dancerの収録作品という情報がなければ、一生わからなかったもしれない)

★私はヌレエフに何を期待しているんでしょうかネ。

あと、マッキャンヌレエフがやたらサーシャサーシャ連呼してるので
(はじめ何がなんだかわからなかったので、とりあえず台詞と人名が出てくるところだけ探して読んだ)
サーシャサーシャってどのサーシャだよとか思いながら前後を確認したらプーシキン先生のことでした。
アレクサンドル。なるほど。英語伝記にも確かにサーシャという呼びかけが見られた気がする。
先生を愛称呼びするのはソ連では普通のことなのか、
特別ヌレエフが馴れ馴れしくて特別ふたりが親しいのかどっちなんだろう。
親しいのは間違いないんだけど。

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この偉大な世界は永遠に回転するか

Colum McCann作、Let The Great World Spinの邦訳「世界を回せ」を読みました。
上巻がすごく面白くて、下巻が届くまで一日千秋の思いで何も手につかなくてとても困った。
クレアの章がお気に入りだったので、下巻の展開には胸が熱くなりましたぜ。
この人の書く女性はみんな地に足をつけて生きてる感じがするのに、
男性陣は大体ふわふわしてる気がするな。ヌレエフもふわふわ系かな。(笑)

(写真を撮ったのがタグの人だっていうのはわかったんだけど、
イーサウェストが他の章とどう関連があるのか解らない。
未来のコンピューター社会とテロと戦争を暗示してるだけで、直接他の章とは繋がらないのかな)


文体とか形式とか、ゾリよりもこっちの方がDancerに近いみたいです。原文見てないからわからんけど。
ちゃんと訳したらこうなるのかなって感じで、かなり参考になりました。
ていうか、そういうの関係なくマッキャン作品面白いです。
ゾリも世界を回せも、ストーリーも人物もみんな好きになれたので、
Dancerのことも、ヌレエフを描いた小説ってだけでなく大好きになれると思います。
(まーだ読んでねーのかよというツッコミをお待ちしてます)
他の作品も邦訳されないかなあ。最近新作が出たそうなのでそれも気になる。
ちなみにマッキャンは、ヌレエフ本人は実は結構どうでもよくて
彼の周囲の市井の人々により関心があるそうです。ふはは。
その割にはヌレエフの一人語りパートが多い気がするけど。

公式サイトのインタビューによりますと、
幼いころ荒れた家庭で育ったマッキャンの友人が、
家にはじめてやってきたテレビに、はじめてうつったヌレエフに恋してしまい
そして30年たった今もなお、やっぱりヌレエフの虜のままであるというエピソードが
小説のインスピレーションの素となっているとのこと。

ヌレエフが活躍を始めた時代は、家庭にテレビが普及してきた時代とだいたい重なっています。
テレビ出演やバレエの映像化により、劇場に足を運ぶ機会のない人にもバレエに触れるきっかけが生まれ、
新たなファン層の開拓に繋がりました。
もうじきアデューしてしまうオペラ座のエトワール、アニエス・ルテステュも
ダンサーを志したきっかけは、子供のころテレビでヌレエフとフォンテインの白鳥を見たことなのです。

世界は広がる。世界は回る。
私もそうして生まれた小さなファンの一人であり、
だからきっとDancerは、私のための小説なんです。
(すごい思い込みだ)


「世界を回せ」、帯に映画化の話が書いてあったので調べてみたら
……なんか2009年の記事が出てきた。監督がやたら忙しそうな上続報らしきものもないんだけど、
実現は一体いつになるのだろうか。
 

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ブラヴォー/たとえばあさつゆ

★メールアドレスが変わりました。古い方は来年3月くらいに使用できなくなります。

ビールかけ会場でのマーくん 「日ハムさんも勝ってるって聞いたから……。」
我々の今シーズンは、この瞬間のためにあったようなものですね。(錯乱)
地を這うように生きていたけどちょっと元気になりました。ハムだって去年はあんなふうだったのだが、
どうして人生の輝きは去っていってしまうのだろう。


三浦雅士インタビュー集 ブラヴォー!(新書館)が思った以上にヌレエフだらけの本でした。
まだ全然感想とかまとまってないんですけどなんだこれ。特にイレールの章がすごい。
もう読んでて意味がわからない。ほぼヌレエフ。
イレールは前から好きなダンサーで、でもどんな人なのかはほとんど知らなかったので
(そもそもまともに踊りを見たのもバヤデールくらいかなあ)
熱く饒舌にヌレエフとのことを語っているのを読んで胸が震えました。
ル・リッシュのエピソードも面白いなあ……。他にも、ほとんどの人の話にヌレエフが登場します。
オペラ座の人がどれだけヌレエフの存在を大事に思っているかが伝わってきますです。

正直読んだこと後悔するレベルですねえ。オペラ座の今後やらなにやらについては
なるべく興味をもたないようにしてたんだけど。(笑)

あわせて読みたい、チャコットDance Cubeのアニエス・ルテステュインタビュー。
ここには書いてないけど、もうじきアデューしてしまう彼女がダンサーを志したきっかけは
テレビでヌレエフとフォンテインの白鳥の湖を見たこと。

同じくDance Cubeより、ルグリとウィーン国立バレエによるヌレエフへのオマージュ。
ウィーン版の白鳥って、フランスで上演されたことなかったんですね。ちょっと意外。

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特集第一弾/しずかちゃん

「バレリーナへの道」94号、ヌレエフ特集第一弾読みましたー。
先日はオンオフ問わずあちこちで動転して大騒ぎし、周囲に迷惑をかけてしまい反省しきりです。
以下よかったとこ。

◆写真がいいね
収録されているヌレエフの写真やパンフレット等の資料など、写りのよいものが多いです。
特に気に入ったのはカレンダー! なんで'79年なのに若者と死なのかはわかりませんが(笑)
若者と死は、映像も写真もすごく綺麗に撮られてるんですよねー。もっと踊ればよかったのに。

◆薄井憲二バレエ・コレクション 「亡命したダンサー ~ルドルフ・ヌレエフ~」
この展示は知りませんでした。(うちはもうかなり前から、情報ブログであることを諦めている)
探したら公式サイトを発見。リーフレットをpdfで見ることができます。
兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション

薄井先生は、振付については買っていないけどヌレエフの大ファン。
今からでもまた何か書いてくださらないかのう。

◆いろんな人のコメント
本企画の目玉ですね。
こういうの読むたびに、怖いとか気難しいって言われがちなわりには
実は普通かそれ以上に周囲に愛想のいい、陽気で優しい人に思えるのです。
半澤先生の思い出でもそうだった)
花束投げ(これは新技)とか開演延期とか、激しい面が出るのは
どうしても自分の芸術に納得がいかないときなのかなあ。とか知ったかしてみる。

西優一さんのコメントで、「バスという英語の発音がはっきりしなかったので、
これからお風呂に入ろうとしてたのか、バスに乗って帰ろうとしたのか……」とあったのを読んで
「ヌレエフ、その黄金時代」でのダン・ケニーさんの話を思い出しました。
(初来日時にヌレエフの通訳をした人)

あの時の思い出のひとつに彼を日本式の銭湯に連れていった時の話があります。
そこの浴槽がかなり大きかったので初めはおとなしくしていたのに、
そのうちにバシャバシャ泳ぎ始めてしまう程騒ぎ出しました。
こんなに広いお風呂は生まれて初めて見た、とびっくりしていましたね。


(季刊 バレエの本 No.22/音楽之友社)


このときヌレエフは古代ローマの公衆浴場を連想したのではないかと、
聞き手の市川喜久夫さんが推測しています。
……ローマでもテルマエでもなんでもいいけど、とにかくかわいい
もっと来ればよかったのに。


↓お返事

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KGBの理性/お返事

2010年代始まって以来の自分内エロイカ熱と共にこんにちは……!
そんなわけでまだしばらく色々ほったらかしです。

一応読んでる本のメモをば

★オペラ座の迷宮 パリ・オペラ座バレエの350年 (鈴木晶著、新書館)
ダンマガの連載をまとめたもの。
えーとヌレエフについては最後の章に載ってて、
「ダルビッシュはメジャーでは通用しない」
「レンジャーズ打線の援護があってあの程度の成績では評価できない」

みたいななんかそんな感じです。(てきとう)
全体的には面白そう


あとこれ。  実はまったく関係ないけど
★KGBの世界都市ガイド (小川政邦訳、晶文社)
本当か嘘かはわからねど、冷戦中ソ連のエージェントだった人たちの回想集、だそうです。
血腥かったり陰惨だったりはしないので軽く読めるんですが、
それでも当然しばしば怖い話が出てきます。たとえばこれ。

ニューヨークで活動していたとある諜報部員は、
ある日「祖国の裏切り者芸能人」の出演する舞台を見て突如怒り心頭に発し、
どうしてもその男を血祭りにあげずにはいられないという、本人にも理解し難い憎悪の感情に取り憑かれた。
彼は劇場に誘ってくれた友人(彼の正体を知らない)から、芸能人の来るであろうレストランの場所を聞き出し
硫酸で顔を焼く、銃で襲撃する、手榴弾で爆破するなどのさまざまな計画を立てる。

そしてついに彼は手榴弾の購入を決意し
「……っていう計画を練り上げたので、よろしく」と本部に連絡するのだが、
ソビエト国家はテロ行為など行わない!」(本当かな)と物凄い勢いで一喝され、
何も知らない芸能人の平和は守られたのであった。めでたし。



KGBの恐るべき陰謀とかならともかく、
そんな個人的なんだかなんなんだかよくわからない怨恨で爆破されたらたまったもんじゃないと思う。
(変わらないか)
それにしても、この「裏切り者芸能人」は、われわれのよく知っている人物である可能性もあるのだろうか。


この諜報員・ブルイキン氏は少し後に、
NY公演中のボリショイのバレリーナたちの観光案内という役目を与えられています。
スパイってそんな仕事もするのか。階級は中佐って書いてあるんだが。
親身になってコースを考えたり、デパートめぐり(※予算は少ない)に付き合ったりしていたようだけど
要するに監視役?

ちなみに東京に赴任していたエージェントの文章も載っています。
協力者の日本人の話とか、若干できすぎの感もあるけど
当時はそういうことはよくあったのかもしれない。やっぱりつらいお話です。


↓ここから拍手お返事

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マルコ・スパダ、デアゴに参上/ほか

ようやくキーボードも直り、firefoxさんともどうやら仲良くなれそうな気配。
グッバイOperaたん。html組むときにでもときどき思いだすよ。

さて今回のヌレエフ情報。


◆またドキュメンタリーが増えてた
おなじみダンソマニ日本語版さんより。シネマ・ル・バルザックでの没後20周年映画祭で、
Fabrice Herrault監督の"La Passion Noureev"が上演されたようです。
一般的な伝記というより、ダンサーとしてのヌレエフにスポットを当てたものみたい。
ていうかこのエテ・ドゥ・ラ・ダンスは全体的に面白そうだなあ。

◆デアゴスティーニも増えてた
全50巻予定だったバレエDVDコレクションが、61号まで続刊することが決定したようです。
そしてその中には、ヌレエフ主演(主演でいいのかな、いいんだよね)の「マルコ・スパダ」や
ローマ歌劇場バレエ版の、カルラ・フラッチとの「ジゼル」が含まれているのです! やったー!
(Teatro dell'Opera di Romaのジゼルに該当しそうなのが他にないので、多分ヌレエフで確定)
ヌレエフ振付のものだけでなく、出演しているものもあったらいいのになと思っていたので、これは嬉しい。
情報ありがとうございました!

マルコ・スパダは、振付が失われていたのをピエール・ラコットが復元した作品。
音楽はグラン・パ・クラシックのオーベール。
(というか、グラン・パ・クラシックの原曲がマルコ・スパーダ)
表向きは貴族で実は盗賊のマルコと、父の正体を知らない娘のアンジェラの親子愛の物語です。

しかし、この手の復元バレエを見るたびに思うのは
「時代を超えて残るものにはちゃんとした理由があるし、残らないものにもそれなりの理由がある」ということ。
……前半割とコメディで、脇カップルの顛末もかなりご都合主義だったのに、
なんでラストだけシビアなんや……。
(すっきりハッピーエンドにならなかったのが寂しいらしい)

それはともかく、「年頃の娘を持つ父親」という珍しい役柄を
元気一杯に踊って演じるヌレエフはとてもいいです。
アンジェラ役のギレーヌ・テスマー(ラコット氏の奥様)は、
実年齢はヌレエフと5つしか変わらないはずなのにちゃんと親子に見えてすごい。可憐でした。
その相手役のミカエル・ドナールは、溌剌としてちょっと抜けた好青年風。さすがに上手い。
関係ないけど彼の趣味は編み物で、ヌレエフに手編みのレッグウォーマーを贈ったりしてたそうです。
(女学生……? ところで、半澤先生のブログののヌレエフ記事すごく面白いです)
ラコットは亡命前からのヌレエフの友人。最近「パキータ」のDVDを見たんですが、パの趣味がヌレエフ化してたんですが彼大丈夫でしょうか。それとも逆でヌレエフがラコットの影響を受けていたのか。
ちなみにマルコ・スパダは、改訂版が近々ボリショイで上演されるようです。楽しみ!

ローマ歌劇場のジゼルも名盤。ふたりとも全盛期を過ぎているんですが、それでもただならないものがあります。フラッチのジゼルはガラス細工みたい。
ヌレエフのアルブレヒトは演技がかなり濃いんですが、一幕の最後であんまり暴れないところがいいですね。
どう見ても酷い奴なのに、なんか逆にかわいそうに見えるのは凄いなあ。


欲を言えば、オーストラリア・バレエでの「ドン・キホーテ」もあったらよかったです(ぜいたく)
名作なのに国内版がない上、Amazon.co.jpで買えるのもリージョン1というのはあまりに寂しい。
それにあのころのヌレエフ活きもいいし……(魚?)。今回のラインナップは両方80年代なので、もっと若いころのも出して欲しかったなー。



↓以下拍手お返事です

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戻ってこれたようなこれてないような

ネット環境は戻ってきたんだけど
キーボードが半分ジャンクでうまく文章が打てないのです(遠い目)
あとOPERAさんが別人になってて死ぬかと思った。キーボードは買えばいいけど、これは……
旧バージョンのDLはいつまでさせてくれるのかなあ

ネットにつないでいない間、情報が拾えなくて浦島太郎状態になるかと思いましたが
そもそも普段から情報収集能力に欠けているので別段変わりませんでした。
そういえば、雑誌で偶然ヴァシュチェンコの消息を知ってものすごく驚いたんだけど
ネット検索でも普通にたくさん情報出てきますね。
ボリショイとかウクライナで先生やってたのね……。
誰だよ死亡説なんか流したのは(私である)
でも、以前にも何度もかなり真剣に検索やらなんやらで捜索してたんですよ! ほんとに!
なんで見つからなかったんだろう……。まあお元気で何より。


あとうちのブログ的には

★ヌレエフのお墓にQRコードがついた
アルブレヒトがスマホをピッてやったら、下からジゼルちゃんが出てきてくれるわけですな(違う)
ヒラリオンはきっとガラケー使い。私の仲間。

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休眠中だけど関連書籍メモ

PCが壊れていなかったらここをまたエロイカブログにする勢いで、エロイカ漬けになっている今日この頃。やっぱり少佐大好き。
ま、まあパソコンがないとヌレエフに浸りにくいって事情もあるから(震え声)



最近チェックした本のメモ。あとで加筆します。

■バランシン伝(新書館)
ずっと前コメントで教えて頂いた本。やっと読めました。ありがとうございます!
「王子に飽きたらまた来なさい」のエピソードは、他の本で読んだときは「バランシン冷たい、ヌレエフかわいそう」って印象だったんですが
これだと「そらこんなのが来たらミスターBも頭抱えるわな」って感じでした。どっちがより事実に近いのかはわからないけど(笑)

■グッドバイ バタフライ(森英恵著)
世界的デザイナーの自伝。オペラ座のヌレエフ版シンデレラの衣装デザインをしたときの話が数ページ。仕事熱心で気配り上手ないい人系ヌレエフ。

■二十世紀の10大バレエダンサー(村山久美子著、東京堂出版)
今年3月出版の新しい本。昨日の読売新聞の書評欄で紹介されてたよ。
こういうタイトルの本なので、当然ヌレエフの章もあり。まだちらっとしか読んでないんだけど、写真がダンサー一人につき一枚なのが寂しい。
ヌレエフの写真は、フォンテインと踊ったプティ振付の「失楽園」。なんだけどキャプションが「振付ヌレエフ」になっとる。
……ここで一瞬心が挫けて放置しそうになったのですが、読んでみたら文章はとても私好みでした。
多くのダンサーを扱う本だから、簡単に足跡をたどって終わりかと思ってたけど、亡命に至るまでの心理など丁寧に考察してあります。高速シェネとか女性のサポートとか、私の好きなところに着目してるのも嬉しい。
オペラ座での活動や振付家としての功績は数行だけど、そのあたりは既によそのオペラ座関係の書籍で語られているので問題ないでしょう。
短い文章だけど、ここまでダンサー・ヌレエフを描いた本は、久々に読んだ気がするなあ。

その他の好きなダンサーの章でも「そうそう、それそれ!」と共感する部分が多かったです。また、原則的に一ダンサー一写真の本書なれど、ヌレエフは森下洋子さんの章にも登場しお得なのです。
こうなるとつくづく失楽園のミスが惜しいです。凡ミス ダメ ゼッタイ。


★以前拍手で教えてもらったお話。
「ICON ニジンスキー妖像」に、ヌレエフを「ブダペストで亡命」と紹介する誤りがありましたが
当時ハンガリーは共産圏、しかも反乱をソ連軍に鎮圧されたてなので、亡命しても強制送還待ったなしだそうです。(そもそも亡命と言えるのだろうか)
ルドルフ23歳、思い立ったら時間と場所を選ばない男。ロシアより愛をこめて・シベリア大脱走編が始まってしまうのか。スペクタクルだなあ……。


★誰かが語るたび 誰かが愛するたびに 何度も何度でもよみがえってくれる そう信じてる。

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雑誌情報/ヌレエフとバレエ漫画

うれしい雑誌情報だよー( ^ー^)ノ

SWAN MAGAZINE vol.32

今号の特集は ヌレエフとパリ・オペラ座!
6月中旬発売だそうです。もうすぐ!

ちゅーわけでなにぶん発売前で話題がないので、SWANおよびバレエ漫画のことなど。
(ずっと書きたかったけど機会がなくてできなかったのだ)


うちに母の蔵書の少女漫画(24年組中心)がたくさんあったので、私はバレエに嵌る前から
『アラベスク』(ただし二部しかなかった)だの『SWAN』(こっちはほぼ通して読んだ)だのに親しんでました。
(ついでに本格的にバレエを観るきっかけになったのは、漫画『牧神の午後』だったりして)

今になって読み返すと、絵を見て踊りのどの部分だかぱっとわかったり
それだけでなく元ネタの写真まで頭に浮かんだりして、新しい楽しみ方ができます。
(写真の模写は本来NGなんですが、当時はあまり気にされていなかったみたいすね。
 色々な意見があると思いますが、私もあんまり厳しく指摘することではない……と思う)

例えばアラベスク第一部には、オペラ座でマチューとロベールの踊る『ミラージュ』という作品が出てきますが
それの元ネタがヌレエフとフォンテイン主演の『失楽園』(プティ振付)だったりします。

文庫版第一部下巻204P
同じく258P

オペラ座には実際『ミラージュ』という作品があるけれど、
アラベスクの作中で説明されているものとは大分違うバレエみたい。
ノンナとミロノフ先生の踊る『アラベスク』の中にも、『マルグリットとアルマン』っぽい振付があったり。

あ、そういやもはや原形をとどめていないラ・シルフィードも有名ですね(笑)
物語はラシルだけど男性衣装がレ・シルフィードの詩人でいきなりコーダから始まって振付はジゼルで女性のヴァリエーションがピアノのやつ。
大変な名場面だし、アラベスクの後半のストーリーは本当に名作だから別にいいと思うけど
なにゆえ連載が進むほどバレエ知識があやふやになってゆくのかは純粋に気になる。

SWANにもヌレエフが出てきますよ!
序盤(文庫3巻)ではキャラクターとしても登場してるんですが、イラストのモデルにもなってます。
NY編のはじめの方で、真澄がルシィとエドのリハーサルを見るシーンのイラスト(秋田文庫9巻150P)が
どう見てもヌレエフが踊ったベジャール版『春の祭典』です。

バランシンのリハーサルをしてたんじゃなかったのか、君達。
設定上は『ruins(遺跡)』という作品のようですが、多分実在しないんでしょうね。
考えてみれば、「バランシンが振り付けた男性二人のパ・ド・ドゥ」って時点でちょっと奇妙な感じでしたね。
(そこまで計算した上での「わかる人にはわかる」小ネタ?)

ルシィがプリエしてる方の絵は『さすらう若者の歌』に見えるんだけどそっちは自信なし。
動画で似たような振付をちらっと見た気がするんだけど写真が見つかりません。もしかしたらこっちはヌレエフじゃないのかも。
……と思って探したらビンゴ。ドンさんとダニエル・ロメルさんの写真に大体一緒の構図がありました。
ま、初演はヌレエフってことで。

「エドとベジャールを踊りたかった」というルシィの夢は、物語の上では叶わなかったけれど
実は絵の中で現実になっていたんですね。
めでたし。
 

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過去記事復活シリーズ:リエパとか

2011年10月ごろ書いた文章が放置されてたので復活
ダンマガについても何か書く予定だったらしいけど2年前のことなので忘れました。

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http://youtu.be/l5gmdHZOwI4
サラファーノフとオシポワが踊る、ヌレエフ版ドン・キホーテ in スカラ座。
(すごい組み合わせ!)
ランチベリーの編曲大好き……
花売り娘二人との踊りの前に、「行くぜ!」って感じでバジルが手を打ち鳴らしてたのが珍しかった。レニ国かマリインスキーではこうなのかな。
ルジマトフのDVDを引っ張り出してみたら、なぜかバジルがカスタネットを鳴らしまくってました。こんなんだったっけ!?

ところでこの衣装は初めて見ます。Barry Kayでもジョージアディスでも、現在オペラ座で使われているRivkinaデザインのものでもないみたい。各自持ち寄ったって感じでもないし。
スカラ座のサイトに行ってみても、レパートリー紹介が見つからなくてよくわからず。
コメ欄で「これヌレエフ版じゃねーじゃん」て言ってる人がいるのも、衣装が違うからでしょうか。

私は現在もオーストラリアで使われているBarry Kay版が好きです。キトリは少女っぽすぎて着る人を選ぶ気がするけど、バジルの完成度はネ申。超神。
というか単純に、カラータイツのバジルがあんまり好きではないんだ、私は……。
Rivkinaのキトリはエレガントで、オペラ座ダンサーの個性に合ってると思う。シックな中にワイルドな風味を加えたジョージアディスもなかなか。
ということは、やっぱりバジルが問題なんだなあ……。私の個人的趣味だから別にいいか。

あとこれ忘れてた
http://youtu.be/Ebrn4uiHsxU

たぶんロシアのテレビ番組。パリの自宅でのヌレエフや1958年の海賊の映像のコーダ(の一部。Glory of The Kilovには未収録)、ジュドのインタビューとルグリのラ・シルフィードなど。

レポーターはボリショイの元プリンシパル、アンドリス・リエパです。
かつては金髪きらきらの王子様だったのに(この映像にも映ってますね)
このようなことになってしまったので、コメント欄でヌレエフそっちのけでお通夜になっている方がいます。
過去リエパは衣装を着せてもらってるのかな。ヌレエフはバリシニコフを家に招いたときも、衣装についてのアドバイスをしてたっけ。

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