三日月クラシック | ルドルフ・ヌレエフの極めて個人的なファンブログ(だった)。作品リスト、伝記原文比較等

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Posted by ミナモト on  | 

BBC、ヌレエフを題材にしたドラマ制作へ



はい、そういうことです。

ディレクターを務めるレイフ・ファインズは英の実力派俳優。演じる側だけでなく制作にも過去何度か関わっており、これまでの作品には古典文学を題材にしたものが多い模様。今回は少し変わり種と言えるのかも?
彼の手でヌレエフがどんな物語になるのかとても楽しみです。BBCはマーゴ・フォンテインの伝記ドラマも放送してましたね。

ヌレエフを演じるのは一体誰なのか? というところにも注目が集まりそうですが、私は以前も書いたとおり、特別似てなくても踊りが吹き替えでも演技がイマイチでもいいから、とにかく特別な存在感がある人がいいです。
ヌレエフの稀有な人生をフィクションの映像という形で辿るとき、それが一番説得力があると思うんです。


ところでこちらには上陸するのかな(英語難民)

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Category : ヌレエフ情報
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ウィーンのヌレエフ版「白鳥の湖」 新映像

Side B-alletさんで知ったのですが、ウィーン国立バレエによるヌレエフ版白鳥の湖がDVD化されるそうです。
やったー!!
今年3月収録のフレッシュな映像で、クラシカ・ジャパンでも放送予定あり。
木本全優さんや橋本清香さん、玉井ルイさんなど、キャストには日本人ダンサーの名も。

主流のプティパ/イワノフ版とも、パリのヌレエフ版とも大きく違うウィーン版白鳥の湖。
(パリのヌレエフ版は、ストーリー解釈は大胆だけど振付や曲順はこの版と比べるとオーソドックス。
 結構英国ロイヤル風が入ってる)
好きな部分は沢山あるんですが、この映像では黒鳥のヴァリエーションに注目したいです。
パドシスの五番の音楽でイタリアンフェッテをするというちょっと独特な振付で、
美しい舞踏会の陰で恐ろしいことが起こりつつあるという雰囲気があって大好きなんです。
フォンテインの踊りにもまさしく優雅さの裏の凄味があっていいんですが、当時より大胆に脚を上げる現代のダンサーがあれをやったらまた別の迫力があるんだろうなあとずっと思ってたのでとても楽しみ。

もちろん一新された衣裳や舞台美術、そして何より、監督ルグリがヌレエフから受け継いだものを
どのようにウィーンのダンサーに伝えていったかというのも大きな見所。大変うれしい映像リリースです。

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ヌレエフとシャーロック・ホームズのあれこれ

お久しぶりです。元気でした。おたまじゃくしがカエルになるのを眺めて陰気な幸福に浸ってました……。
もっと陽気な幸福を求めたい でもいまいち私向きではないんだ


とりあえず、ここ最近発見した陽気な小ネタなど。

先日BSプレミアムでシーズン3が放送されたBBCドラマ「SHERLOCK」。(私は7月4日待ちです)
シャーロックとジョンの住む(…もう過去形ですか?)現代のベーカー街221Bの居間にはお洒落で特徴的な壁紙が一面に貼られていますが、
なんとあれ、以前もご紹介したZoffany社のNureyev Collectionのものでした。

ZOFFANY NUREYEV COLLECTION
sherlock 221b wallpaper(google検索)

ただ、ヌレエフ・コレクションの中でヌレエフの名がついているものは一種だけで
残念ながら(?)221Bの壁紙はNUREYEVではなくNAVARREという名前です。スペインの地名?

ヌレエフとホームズほどのビッグネームなら、これ位の掠り方をすることは珍しくもないのかもしれませんが
いま大好きなものふたつの間に、なんだか不思議な縁を感じました。どこまで逃げても無駄なのか
(そういえば、Zoffanyは財団等になにか一声かけているのだろうか……?)

ちなみにこれに気付いたのは、別件で競走馬のヌレイエフについて調べようとした際
googleの情報欄がこんなことになってたからです。

gnurey.png

……人の顔写真間違えをよくやるとは知ってましたが、これもこれでどうかと。かべのなかにいるのか?


ついでに見つけたこんな記事。
'Sherlock has changed my whole career': Andrew Scott interview

SHERLOCKでモリアーティを演じたアンドリュー・スコットさんが、別のドラマでの役作りと自らのセクシュアリティについて語っています。そして……。
(こちらのブログ 水川青話さんが、該当箇所の日本語訳をされています)

ヌレエフはホームズを読んで英語の勉強をしましたが(後述)、今度はその作中人物を演じた俳優が、ヌレエフを参考にロシア人の喋り方を研究しているわけです。
そこに至った経緯を考えると、単純に面白がれもしませんが。

そういえば、モリアーティが泥棒かささぎの曲をバックにロンドン塔で踊るシーンはとても素敵だったなあ。
スコットさんのヌレエフ仕込みのロシアなまり、いつか聞いてみたいです。
(「Legacy」は冷戦時代のソ連のスパイを描いたドラマだそう。公式トレーラーがあったけど、うーん短すぎてわからない)


前もちょっと書いた「ヌレエフがホームズを読んで英語の勉強をした」話。
読んだ記憶はあるのにどこを探しても見当たらなくて焦ってましたが、これも今回の探索で見つけました。
このエントリでも紹介した、雑誌・Peopleの特集記事です。
……日本語の資料で読んだと思っていたのは大勘違いだったようです。
オスカー・ワイルドの名前が並んでいるのが、そこはかとなく切ない。かも。


シーズン3を待ってる間、関心が正典に傾いたのでシャーロキアンごっこをしたりしてじわじわ遊んでます。
著作権・翻訳権が切れているので、ネットで原文や訳を読むことができるんですね。特にこのサイトがとても便利。英文だけならこっちのCamden House。出版されてる訳の読み比べなどもしてみたい……
というわけでホームズのおかげで、1年に1度来るか来ないかの英語読みたい期が絶賛到来中。
かつてヌレエフもおんなじ英文を読んで勉強したのだと思うとより嬉しい。
今のうちに、ずっと放置してたDancerや伝記とも仲良くなろうと思います。では!


↓お待たせしすぎて申し訳ない拍手お返事など。す、すみません…

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ヌレエフの演じるロットバルト

放心してたら紹介が遅れましたが、twitterで教えてもらった動画です

http://youtu.be/yIpgxJL8qQY

1990年、ミラノ・スカラ座での白鳥の湖(ヌレエフ版)の全幕映像。
配役はジークフリートがシャルル・ジュド、オデット/オディールがイザベル・セアブラ(Isabel Seabra)、
そしてヴォルフガング/ロットバルトがルドルフ・ヌレエフです。

記録用の映像なのか、ほぼ固定カメラで舞台全体を撮影する構成になっています。
ドキュメンタリー「Rudolf Nureyev alla scara」にもヌレエフのロットバルトの映像が出てきますが、それとは別物のようです。

色々書きたいのに言葉が見つからないです ヌレエフのロットバルトというだけで失神ものなのに王子がジュドって……人生の心残りリストが順調に消化されていっててこわい
次はアポロあたり出てこないかな ヌレエフのアポロってバランシンの権利者的にどうなんだろう。


◆ドキドキしてまだ全部見れてないけど自分用メモ

黒鳥のアダージョのあとロットバルトがなにか拾うような仕草をしている。ヌレエフ版にはそういう演出はなかった気がするので(オペラ座のDVDでは確認できない)ただ飾りかなにかが舞台に落ちていたのだろうか。ヌレエフ直々に拾っちゃうんだ!気配りの人!とわけのわからない感動をしました。
あとやっぱりこのロットバルトはヌレエフの役だとしみじみ。今まで別の人が踊るのを見てて、すごくヌレエフっぽい振付だなあと思っていたので、それをヌレエフ本人が踊ってるのが不思議な感じでした。ヌレエフがこれを踊るのは当たり前のことなのに、私にとっては当たり前じゃないので。(順調になにを言っているのかわからない)

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ワルツ「千夜一夜物語」

YouTubeから。1992年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの映像です


ヨハン・シュトラウス二世のワルツ「千夜一夜物語」と共に。色っぽいシャリアール王を演じるヌレエフ。
劇中劇?を踊っているのはウィーンのダンサーたちなのかな。

財団公式のシェエラザードの紹介ページでこの映像の存在を知って以来、
見たい見たいと思い続けていたのでとてもうれしいです。
撮影の時期的に、見たら痛々しかったりがっかりするんじゃないかとも考えていたんですが
全然そんなことなかったです。ちょっとしか踊らないけど、すごくきれい。こんなにきれいなのに

バレンチノのシークといい、この手の役をやるとやたら輝くヌレエフなんですが、
なにゆえいちばん肝心の金の奴隷の映像を残してくれなかったのだろう。Tribute to Nijinsky……

せめて写真で見知らぬ往時をしのぶ
goldenslave.jpg

最近の映像などで見る金の奴隷は、わりと男性的で禁断の関係に苦悩してそうな人が多いのですが
初演したニジンスキーの写真や逸話から私が受けるイメージは、両性具有的、あるいは動物的でもあり
小悪魔的な艶めかしさを持った、ハレムで飼われる不思議な生き物です。
ヌレエフならそういう雰囲気を出してくれてたような気がします。というドリーム。


ちなみに原作に出てくる不義を働いた奴隷の名前はサイードくんといって
結構やなやつでしたです

Category : ヌレエフ情報
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When Stravinsky Met Nijinsky

ニジンスキーとディアギレフとストラヴィンスキーが写ってる写真が見たくて検索してたら、こんなの見つけました。
前半は関係ない画像が多いんですが、とりあえずぐぐっとスクロールしてみてください。

Seven Questions Over Breakfast with Lauren Stringer


………………

ぐうかわ


Lauren Stringerという作家による絵本だそうです。さっそくamazonでポチったよ。対象年齢4歳から8歳だって! 私の英語学習にぴったりだね!
ヌレエフでもこういう絵本ないかなあ……ヌレエフの犬もよかったけど、あれじんわり切ない系だし挿絵にヌレエフがいた記憶がないし(いたっけ?)もっとこういうストレートにかわいい系のものも私は欲する。

そういえば子供のころ、図書館にある偉人の伝記漫画のシリーズが好きだったんですが(活字が苦手だった)
あれでヌレエフってどうですかね? アンナ・パヴロワやマイケル・ジャクソンのはもうあるんだよね? ニジンスキーよりは健全なお子様向けと思うがどうか。あれとかあれとかは適当にぼかして。でもそういう毒気を抜いたらほんとうに絵に描いたようなサクセスストーリーすぎて逆に胡散臭いかもしれない。


ちなみに元々私の見たかった写真はどうやらこれのようです。が
stni.jpg

晶さんの本で見たときはもっと胡散臭い雰囲気だったと思うんだけど、これだとそれほどでもないな。でもなんかこう……「パリの裏町で闇に紛れて敵を討つ仕事人三人衆、道化のワッツァ・詐欺師のセリョージャ・不協和音のイーゴリ」って感じがしませんか。どうだろう。


◆関連リンクなど
Lauren Stringer author & illustrator
著者の公式サイト。うーんかわいい
げんき印 WHEN STRAVINSKY MET NIJINSKY
個人ブログさんのレビュー。バレエリュス的な過激な表現はないらしい(笑)
私は、春の祭典の舞台袖で椅子に登ってバンバン手を叩きながら今にも舞台に出て行きかねない勢いでカウントを取るニジンスキーを、ストラヴィンスキーがハラハラしながら抑えてたってエピソードが好きです。(うろ覚えです)


★origamiが普通に英単語化していることに驚いた。ジャパニーズトラディショナルなんちゃらとかそういうのなしに当然のように。私もそういうの折ったよローレンさん!!

Category : バレエ雑記
Tag : バレエ
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呼んだのになかなか来ない

私は新年の抱負とポワソンダブリルを勘違いしているようだね……わざとじゃないんだけどね……
まずはいちばん旬の話題から

◆ソチオリンピック開会式
バレエ的には、ザハロワと両ワシーリエフ(!)とストラヴィンスキーが美味しいところを持っていって
チャイコフスキーとヴィシニョーワはあれれって感じだった……。なんでああなっちゃうの?
聖火でfire bird終曲はひきょうだ。あざとい。もっとやれ。がんばれ町田選手

白鳥はあれ、ヴィシニョーワっていうかバレエダンサーでなくてよかったんじゃないかな……?
(元々別の作品でああしたものを踊った事があるようだけど、あそこで白鳥であれをやるか?)
現地で見たらとても素敵だったのかな……綺麗は綺麗だけどコレジャナイ感がすごかったです

全体的にはすごく面白かった。でも本国ロシアがああいう白鳥の使い方をするのは納得いかないよう。
群舞の電飾の中の人たちがきちんと白鳥の羽飾りをつけていたので、
脱ぎ捨てて早変わりして普通のバレエになる仕掛けなのではって思ったけど何も起こらなかったね。笑

-----------------------------
わし 「あれウラジーミルの方のワシーリエフじゃない?ワシーリエフだよ!
    ルディも呼んでもらえばよかったのに!」
はは 「いや死んでるし」
わし 「…………」


でも考えてみたら呼んでも来ないような気がする。バルセロナ五輪のとき関連イベントにちょこちょこ顔を出してたみたいだけど、あれはなんの縁だったのだろう。
ヌレエフ以外にも、国籍不問でいろんな文化人が参加してたみたいですが。

◆ローザンヌ!
日本のダンサーが大活躍のローザンヌ。決選に大勢残っただけでわあすごいと思っていたので、
この結果にはびっくりです。
テレビをあまり見ないのでよくわからないのですが、報道が加熱してるっぽいのはちょっと気がかり。
確かに開会式のついでに見たNHKニュースでも、取材した身の上話ではしゃぎ気味だったかも。
しかしそういう私も、好きな女の子がやってたから始めたというのは
ありそうでなかったなあと面白がってました。oh...
男性ダンサーがバレエを始めた理由って、「姉妹がやってた」「親に勧められた」
「突然天啓を受けた」あたりが主流な気がする。

アメリカのプレシャスさんも話題になってますね。ブラウンタイツと染めたぴかぴかのポワントが新鮮な感じでした。ああいうふうにするんだ! 早く踊ってるところを見たいなあ。

使ってるPCがガタガタなもので、動画など全然見られてないのです。テレビ待ちです。
ていうか買い換えなきゃ。ヌレエフの動画も漁れなくてわりと不自由。

◆その他近況
ツイッタでオタオタしく萌えーとかつぶやいてます。バレエからはだいぶ遠ざかってます……。


下から拍手お返事!
関係ないけど、botの多さに閉口してfc2ブログに備わってる拍手を消して他のにしたら
もう消して大分経つのにbotがfc2の拍手を押し続けてくれてて(軽くホラー)
もうじき通産拍手数1000をbotで超えてしまいそうなんですけど
わたしはそれにどう反応すればいいのでしょうか。とりあえずまたしばらく寝ます。

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Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 3 comments 

ニューイヤーですよ

あけましておめでとうございます。
ブログ再開?して一年かな 今年もぼちぼちやっていきます。

そんなわけできょうは命日でロシア正教のクリスマスだけど例によって特になにもできないよ!
でも今「霊によって」って誤変換してちょっと怖かったよ!


お正月は大抵毎年ろくでもないことしか起きないし実際今回も起きたんですけど、
ニューイヤーコンサートのバレエが好みだったりバレエドラマがあったりして結構楽しかったですよ。
コンサートの衣裳も素敵でしたね。バレエとかスケートのスカートっていくら短くてもいいものなのに、
意外とああいうカジュアルなミニスカって珍しいよね。それもキルトってもう素敵すぎる

そういえば新春のミステリードラマを眠れる森含めて三本見たんですが、
どれも見事に犯人さんが芸術家or芸術家気質の人でしたね。
ミステリ的にもドラマ的にもお正月的にも華やかな事件になるからですかね。
特に鍵部屋の犯人は動機も言い分も末路もひたすら気の毒としか言いようがなくて、
とても悲しくてよかったです。
そりゃ芸術家があれやられたら切れるわな。すごく納得いった。

Category : 本・TV・映画
Tag : バレエ
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Kのバヤデルカ/困惑の道

気がついたら11月になんにも以下略。
わりと直前にKの公演に行けなくなってしょんぼりでした。来年もきてくれるかな。

Kは来年、ラ・バヤデールを上演するようですね。熊川氏が作るからには、
ベースはロイヤルがレパートリーに持っているマカロワ版なのかな。
マカロワ版のバヤデールは、結婚式の神殿崩壊までが冗長で
物語の勢いを削いでいるように思えてちょっと苦手なんですが
(せっかく婚約式のディヴェルティスマンを排したのに、なぜあそこで長々と群舞が踊るのだろう……)
古典の再構成にやたら長けている熊川氏のことだから、きっと上手く作るのだろうな。
しかし気になるのは、初演キャストに熊川氏がいないこと。
シンデレラの王子はもともと熊川氏の役という感じではなかったので
若手に任せるのも納得だったけど、ロイヤルでの当たり役のソロルもとは……。
本格的に古典主役から引くつもりなんでしょうか。心配。



図書館に入ってたので、バレリーナへのみちの95号をやっと読みました。
今年のブンエンシャ関係のブログ記事に、すごくたくさん拍手を頂いていて、
(身に余るほど頂きすぎてるので、これはbotなのではないかという気もかなりするのですが)
もしかしたら何か書くことを期待されているのかもと盛大に勘違いしたうえでもうしあげますと
特別ブログにするような感想はないです。うん。ないな。
特集第一弾と比べると、思い出話にしても全体的に辛口なものが多かったり
心待ちにしていた薄井先生のお話があったり(愛憎半ばしててよかったよ)
清水・森下夫妻のインタビューがあったり(それと同じ誌面に、
ヌレエフがアレだからアレでアレなのではないかという推量記事があるんだけどいいんですかこれは)
いろんな意味で濃かった(?)けれども、別に嬉しくも面白くも腹が立ちもしなくて反応に困る。
というか、ブンエンシャに対する悪印象が勝れば「それ邪推じゃない?」と苦言を呈したくなるし
フラットな視線で個々の文章を読めば「そういう解釈もあるか」「やっぱり難しい人だなあ」と素直に思うし。
うーんなんだこれは。といった具合でまとまらないのでパス。

個人的には、ニジコちゃんか王蛇みたいなことしてたところに大ウケしました(そこかよ)。ナマタマゴグビー…
あと私はニキヤはマーゴだと思ってるんだけど、それこそ個人の感想だから別になあ。


モヤモヤは置いといて、以下から拍手お返事です^▽^

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お弁当もってみんなで湖に行こう

京極夏彦作の「姑獲鳥の夏」のインスピレーションソースのひとつには、
白鳥の湖が入っているのではないかと言いがかり的に思っている。

具体的には、鳥のイメージを持った女性が出てくるところや、 そっくりな女の子を取り違えてしまって悲劇が起こるところや、王子様が悪魔から私を救いにきてくれたと思ったらどうやら勘違いだったところとか、
それでもどうにか王子様の活躍で本来の自分を取り戻せたところ
 とか。
(一応ミステリなのでねたばれ配慮)


昨今主流の解釈では白鳥の湖は王子主体の物語とされ、
ともすればオデット=白鳥姫は空想上の存在になってしまう。
それはそれで別にいいんだけど、ここであえてオデットの物語」として捉えなおしてみると
「人間が人間らしくあるためには、どんな状況でも希望を持つべきである」
というメッセージが見えてくる気がしました。……言いがかり的に。
私すぐに「王子の役立たず、ばーかばーか」と囃し立てたくなってしまうタイプの人間なわけだけど、
たとえ末路が湖の底でも、一瞬でも希望をもたらしたという意味では
彼は白鳥姫にとって充分意義のある存在だったのだ。たぶん。

(なぜかネタバレになりそうだから伏せておくけど、 私はオデット=オディール二重人格説をときどき支持している。悪魔たちが正体を現した瞬間速攻「なんてこった!」ってなるの、あれおかしいだろ早すぎだろ。さっきまで一緒に踊って愛を誓った女を今度は一瞬で偽者認定するのかよ。実は窓の外の白鳥がまやかしなのかもしれないのに。だから王子はあそこで慌てず騒がずにっこり笑ってさ、「なんであなたたちはそんなに勝ち誇っているんだろう。僕がきのう湖で会ったのもいま愛を誓ったのもあなたなのに」とか言っておけば、黒と白の人格が統合されて四幕すっ飛ばしてトゥルーエンド直行できたり……しませんか。しませんね。


★「鳥になった女」のイメージは、京極氏のほかの作品にも登場する。
「青鷺の火」ではより切なく、「 陰摩羅鬼の瑕」ではより禍禍しい形で。

 

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ブラヴォー/たとえばあさつゆ

★メールアドレスが変わりました。古い方は来年3月くらいに使用できなくなります。

ビールかけ会場でのマーくん 「日ハムさんも勝ってるって聞いたから……。」
我々の今シーズンは、この瞬間のためにあったようなものですね。(錯乱)
地を這うように生きていたけどちょっと元気になりました。ハムだって去年はあんなふうだったのだが、
どうして人生の輝きは去っていってしまうのだろう。


三浦雅士インタビュー集 ブラヴォー!(新書館)が思った以上にヌレエフだらけの本でした。
まだ全然感想とかまとまってないんですけどなんだこれ。特にイレールの章がすごい。
もう読んでて意味がわからない。ほぼヌレエフ。
イレールは前から好きなダンサーで、でもどんな人なのかはほとんど知らなかったので
(そもそもまともに踊りを見たのもバヤデールくらいかなあ)
熱く饒舌にヌレエフとのことを語っているのを読んで胸が震えました。
ル・リッシュのエピソードも面白いなあ……。他にも、ほとんどの人の話にヌレエフが登場します。
オペラ座の人がどれだけヌレエフの存在を大事に思っているかが伝わってきますです。

正直読んだこと後悔するレベルですねえ。オペラ座の今後やらなにやらについては
なるべく興味をもたないようにしてたんだけど。(笑)

あわせて読みたい、チャコットDance Cubeのアニエス・ルテステュインタビュー。
ここには書いてないけど、もうじきアデューしてしまう彼女がダンサーを志したきっかけは
テレビでヌレエフとフォンテインの白鳥の湖を見たこと。

同じくDance Cubeより、ルグリとウィーン国立バレエによるヌレエフへのオマージュ。
ウィーン版の白鳥って、フランスで上演されたことなかったんですね。ちょっと意外。

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特集第一弾/しずかちゃん

「バレリーナへの道」94号、ヌレエフ特集第一弾読みましたー。
先日はオンオフ問わずあちこちで動転して大騒ぎし、周囲に迷惑をかけてしまい反省しきりです。
以下よかったとこ。

◆写真がいいね
収録されているヌレエフの写真やパンフレット等の資料など、写りのよいものが多いです。
特に気に入ったのはカレンダー! なんで'79年なのに若者と死なのかはわかりませんが(笑)
若者と死は、映像も写真もすごく綺麗に撮られてるんですよねー。もっと踊ればよかったのに。

◆薄井憲二バレエ・コレクション 「亡命したダンサー ~ルドルフ・ヌレエフ~」
この展示は知りませんでした。(うちはもうかなり前から、情報ブログであることを諦めている)
探したら公式サイトを発見。リーフレットをpdfで見ることができます。
兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション

薄井先生は、振付については買っていないけどヌレエフの大ファン。
今からでもまた何か書いてくださらないかのう。

◆いろんな人のコメント
本企画の目玉ですね。
こういうの読むたびに、怖いとか気難しいって言われがちなわりには
実は普通かそれ以上に周囲に愛想のいい、陽気で優しい人に思えるのです。
半澤先生の思い出でもそうだった)
花束投げ(これは新技)とか開演延期とか、激しい面が出るのは
どうしても自分の芸術に納得がいかないときなのかなあ。とか知ったかしてみる。

西優一さんのコメントで、「バスという英語の発音がはっきりしなかったので、
これからお風呂に入ろうとしてたのか、バスに乗って帰ろうとしたのか……」とあったのを読んで
「ヌレエフ、その黄金時代」でのダン・ケニーさんの話を思い出しました。
(初来日時にヌレエフの通訳をした人)

あの時の思い出のひとつに彼を日本式の銭湯に連れていった時の話があります。
そこの浴槽がかなり大きかったので初めはおとなしくしていたのに、
そのうちにバシャバシャ泳ぎ始めてしまう程騒ぎ出しました。
こんなに広いお風呂は生まれて初めて見た、とびっくりしていましたね。


(季刊 バレエの本 No.22/音楽之友社)


このときヌレエフは古代ローマの公衆浴場を連想したのではないかと、
聞き手の市川喜久夫さんが推測しています。
……ローマでもテルマエでもなんでもいいけど、とにかくかわいい
もっと来ればよかったのに。


↓お返事

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KGBの理性/お返事

2010年代始まって以来の自分内エロイカ熱と共にこんにちは……!
そんなわけでまだしばらく色々ほったらかしです。

一応読んでる本のメモをば

★オペラ座の迷宮 パリ・オペラ座バレエの350年 (鈴木晶著、新書館)
ダンマガの連載をまとめたもの。
えーとヌレエフについては最後の章に載ってて、
「ダルビッシュはメジャーでは通用しない」
「レンジャーズ打線の援護があってあの程度の成績では評価できない」

みたいななんかそんな感じです。(てきとう)
全体的には面白そう


あとこれ。  実はまったく関係ないけど
★KGBの世界都市ガイド (小川政邦訳、晶文社)
本当か嘘かはわからねど、冷戦中ソ連のエージェントだった人たちの回想集、だそうです。
血腥かったり陰惨だったりはしないので軽く読めるんですが、
それでも当然しばしば怖い話が出てきます。たとえばこれ。

ニューヨークで活動していたとある諜報部員は、
ある日「祖国の裏切り者芸能人」の出演する舞台を見て突如怒り心頭に発し、
どうしてもその男を血祭りにあげずにはいられないという、本人にも理解し難い憎悪の感情に取り憑かれた。
彼は劇場に誘ってくれた友人(彼の正体を知らない)から、芸能人の来るであろうレストランの場所を聞き出し
硫酸で顔を焼く、銃で襲撃する、手榴弾で爆破するなどのさまざまな計画を立てる。

そしてついに彼は手榴弾の購入を決意し
「……っていう計画を練り上げたので、よろしく」と本部に連絡するのだが、
ソビエト国家はテロ行為など行わない!」(本当かな)と物凄い勢いで一喝され、
何も知らない芸能人の平和は守られたのであった。めでたし。



KGBの恐るべき陰謀とかならともかく、
そんな個人的なんだかなんなんだかよくわからない怨恨で爆破されたらたまったもんじゃないと思う。
(変わらないか)
それにしても、この「裏切り者芸能人」は、われわれのよく知っている人物である可能性もあるのだろうか。


この諜報員・ブルイキン氏は少し後に、
NY公演中のボリショイのバレリーナたちの観光案内という役目を与えられています。
スパイってそんな仕事もするのか。階級は中佐って書いてあるんだが。
親身になってコースを考えたり、デパートめぐり(※予算は少ない)に付き合ったりしていたようだけど
要するに監視役?

ちなみに東京に赴任していたエージェントの文章も載っています。
協力者の日本人の話とか、若干できすぎの感もあるけど
当時はそういうことはよくあったのかもしれない。やっぱりつらいお話です。


↓ここから拍手お返事

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マルコ・スパダ、デアゴに参上/ほか

ようやくキーボードも直り、firefoxさんともどうやら仲良くなれそうな気配。
グッバイOperaたん。html組むときにでもときどき思いだすよ。

さて今回のヌレエフ情報。


◆またドキュメンタリーが増えてた
おなじみダンソマニ日本語版さんより。シネマ・ル・バルザックでの没後20周年映画祭で、
Fabrice Herrault監督の"La Passion Noureev"が上演されたようです。
一般的な伝記というより、ダンサーとしてのヌレエフにスポットを当てたものみたい。
ていうかこのエテ・ドゥ・ラ・ダンスは全体的に面白そうだなあ。

◆デアゴスティーニも増えてた
全50巻予定だったバレエDVDコレクションが、61号まで続刊することが決定したようです。
そしてその中には、ヌレエフ主演(主演でいいのかな、いいんだよね)の「マルコ・スパダ」や
ローマ歌劇場バレエ版の、カルラ・フラッチとの「ジゼル」が含まれているのです! やったー!
(Teatro dell'Opera di Romaのジゼルに該当しそうなのが他にないので、多分ヌレエフで確定)
ヌレエフ振付のものだけでなく、出演しているものもあったらいいのになと思っていたので、これは嬉しい。
情報ありがとうございました!

マルコ・スパダは、振付が失われていたのをピエール・ラコットが復元した作品。
音楽はグラン・パ・クラシックのオーベール。
(というか、グラン・パ・クラシックの原曲がマルコ・スパーダ)
表向きは貴族で実は盗賊のマルコと、父の正体を知らない娘のアンジェラの親子愛の物語です。

しかし、この手の復元バレエを見るたびに思うのは
「時代を超えて残るものにはちゃんとした理由があるし、残らないものにもそれなりの理由がある」ということ。
……前半割とコメディで、脇カップルの顛末もかなりご都合主義だったのに、
なんでラストだけシビアなんや……。
(すっきりハッピーエンドにならなかったのが寂しいらしい)

それはともかく、「年頃の娘を持つ父親」という珍しい役柄を
元気一杯に踊って演じるヌレエフはとてもいいです。
アンジェラ役のギレーヌ・テスマー(ラコット氏の奥様)は、
実年齢はヌレエフと5つしか変わらないはずなのにちゃんと親子に見えてすごい。可憐でした。
その相手役のミカエル・ドナールは、溌剌としてちょっと抜けた好青年風。さすがに上手い。
関係ないけど彼の趣味は編み物で、ヌレエフに手編みのレッグウォーマーを贈ったりしてたそうです。
(女学生……? ところで、半澤先生のブログののヌレエフ記事すごく面白いです)
ラコットは亡命前からのヌレエフの友人。最近「パキータ」のDVDを見たんですが、パの趣味がヌレエフ化してたんですが彼大丈夫でしょうか。それとも逆でヌレエフがラコットの影響を受けていたのか。
ちなみにマルコ・スパダは、改訂版が近々ボリショイで上演されるようです。楽しみ!

ローマ歌劇場のジゼルも名盤。ふたりとも全盛期を過ぎているんですが、それでもただならないものがあります。フラッチのジゼルはガラス細工みたい。
ヌレエフのアルブレヒトは演技がかなり濃いんですが、一幕の最後であんまり暴れないところがいいですね。
どう見ても酷い奴なのに、なんか逆にかわいそうに見えるのは凄いなあ。


欲を言えば、オーストラリア・バレエでの「ドン・キホーテ」もあったらよかったです(ぜいたく)
名作なのに国内版がない上、Amazon.co.jpで買えるのもリージョン1というのはあまりに寂しい。
それにあのころのヌレエフ活きもいいし……(魚?)。今回のラインナップは両方80年代なので、もっと若いころのも出して欲しかったなー。



↓以下拍手お返事です

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戻ってこれたようなこれてないような

ネット環境は戻ってきたんだけど
キーボードが半分ジャンクでうまく文章が打てないのです(遠い目)
あとOPERAさんが別人になってて死ぬかと思った。キーボードは買えばいいけど、これは……
旧バージョンのDLはいつまでさせてくれるのかなあ

ネットにつないでいない間、情報が拾えなくて浦島太郎状態になるかと思いましたが
そもそも普段から情報収集能力に欠けているので別段変わりませんでした。
そういえば、雑誌で偶然ヴァシュチェンコの消息を知ってものすごく驚いたんだけど
ネット検索でも普通にたくさん情報出てきますね。
ボリショイとかウクライナで先生やってたのね……。
誰だよ死亡説なんか流したのは(私である)
でも、以前にも何度もかなり真剣に検索やらなんやらで捜索してたんですよ! ほんとに!
なんで見つからなかったんだろう……。まあお元気で何より。


あとうちのブログ的には

★ヌレエフのお墓にQRコードがついた
アルブレヒトがスマホをピッてやったら、下からジゼルちゃんが出てきてくれるわけですな(違う)
ヒラリオンはきっとガラケー使い。私の仲間。

Category : バレエ雑記
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休眠中だけど関連書籍メモ

PCが壊れていなかったらここをまたエロイカブログにする勢いで、エロイカ漬けになっている今日この頃。やっぱり少佐大好き。
ま、まあパソコンがないとヌレエフに浸りにくいって事情もあるから(震え声)



最近チェックした本のメモ。あとで加筆します。

■バランシン伝(新書館)
ずっと前コメントで教えて頂いた本。やっと読めました。ありがとうございます!
「王子に飽きたらまた来なさい」のエピソードは、他の本で読んだときは「バランシン冷たい、ヌレエフかわいそう」って印象だったんですが
これだと「そらこんなのが来たらミスターBも頭抱えるわな」って感じでした。どっちがより事実に近いのかはわからないけど(笑)

■グッドバイ バタフライ(森英恵著)
世界的デザイナーの自伝。オペラ座のヌレエフ版シンデレラの衣装デザインをしたときの話が数ページ。仕事熱心で気配り上手ないい人系ヌレエフ。

■二十世紀の10大バレエダンサー(村山久美子著、東京堂出版)
今年3月出版の新しい本。昨日の読売新聞の書評欄で紹介されてたよ。
こういうタイトルの本なので、当然ヌレエフの章もあり。まだちらっとしか読んでないんだけど、写真がダンサー一人につき一枚なのが寂しい。
ヌレエフの写真は、フォンテインと踊ったプティ振付の「失楽園」。なんだけどキャプションが「振付ヌレエフ」になっとる。
……ここで一瞬心が挫けて放置しそうになったのですが、読んでみたら文章はとても私好みでした。
多くのダンサーを扱う本だから、簡単に足跡をたどって終わりかと思ってたけど、亡命に至るまでの心理など丁寧に考察してあります。高速シェネとか女性のサポートとか、私の好きなところに着目してるのも嬉しい。
オペラ座での活動や振付家としての功績は数行だけど、そのあたりは既によそのオペラ座関係の書籍で語られているので問題ないでしょう。
短い文章だけど、ここまでダンサー・ヌレエフを描いた本は、久々に読んだ気がするなあ。

その他の好きなダンサーの章でも「そうそう、それそれ!」と共感する部分が多かったです。また、原則的に一ダンサー一写真の本書なれど、ヌレエフは森下洋子さんの章にも登場しお得なのです。
こうなるとつくづく失楽園のミスが惜しいです。凡ミス ダメ ゼッタイ。


★以前拍手で教えてもらったお話。
「ICON ニジンスキー妖像」に、ヌレエフを「ブダペストで亡命」と紹介する誤りがありましたが
当時ハンガリーは共産圏、しかも反乱をソ連軍に鎮圧されたてなので、亡命しても強制送還待ったなしだそうです。(そもそも亡命と言えるのだろうか)
ルドルフ23歳、思い立ったら時間と場所を選ばない男。ロシアより愛をこめて・シベリア大脱走編が始まってしまうのか。スペクタクルだなあ……。


★誰かが語るたび 誰かが愛するたびに 何度も何度でもよみがえってくれる そう信じてる。

Category : ヌレエフ情報
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ジゼルの農村、アルブレヒトの香水

大分前、シリル・ボーモント著の『ジゼルという名のバレエ』で
ジゼルも実は、彼女の母が貴族と恋に落ちたときの落とし子なのではないかという説を読んだことがある。

その解釈はとても興味深いと思って、例によって長いこと自分の中で物語を広げていたのだけど
実際にそうした解釈に基づいた演出のバール版『ジゼル』のDVD(パリオペラ座、主演)を観たときには、
なんだか興醒めしてしまった。

クーラント公とジゼルの母ベルトの秘密めいためくばせ、そのときのベルトの暗い表情……
村全体、そうでなければ家族と領主の間に重くよどむ欺瞞、そして起きる少女と森番の変死事件。
なんだか横溝正史の小説を髣髴とさせる陰鬱さにげんなり。(悪魔の手毬歌やね)
どう考えてもそんなもの連想する方が悪いんだけど、
どっちにしろジゼル一幕にそういう雰囲気は求めてないんだよなあ……。
(ていうか貴族の落とし子はともかく、バチルドと異母姉妹ってやりすぎでね?)
ジゼルの村にはあくまで、素朴でやさしく罪のない、皆が和やかに暮らす場所でいてほしい。
しかしそういった私の理想は、アルブレヒトがジゼルに押し付けた都合のいいつかの間の恋の夢と
なんら違うところはないのであった。

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雑誌情報/ヌレエフとバレエ漫画

うれしい雑誌情報だよー( ^ー^)ノ

SWAN MAGAZINE vol.32

今号の特集は ヌレエフとパリ・オペラ座!
6月中旬発売だそうです。もうすぐ!

ちゅーわけでなにぶん発売前で話題がないので、SWANおよびバレエ漫画のことなど。
(ずっと書きたかったけど機会がなくてできなかったのだ)


うちに母の蔵書の少女漫画(24年組中心)がたくさんあったので、私はバレエに嵌る前から
『アラベスク』(ただし二部しかなかった)だの『SWAN』(こっちはほぼ通して読んだ)だのに親しんでました。
(ついでに本格的にバレエを観るきっかけになったのは、漫画『牧神の午後』だったりして)

今になって読み返すと、絵を見て踊りのどの部分だかぱっとわかったり
それだけでなく元ネタの写真まで頭に浮かんだりして、新しい楽しみ方ができます。
(写真の模写は本来NGなんですが、当時はあまり気にされていなかったみたいすね。
 色々な意見があると思いますが、私もあんまり厳しく指摘することではない……と思う)

例えばアラベスク第一部には、オペラ座でマチューとロベールの踊る『ミラージュ』という作品が出てきますが
それの元ネタがヌレエフとフォンテイン主演の『失楽園』(プティ振付)だったりします。

文庫版第一部下巻204P
同じく258P

オペラ座には実際『ミラージュ』という作品があるけれど、
アラベスクの作中で説明されているものとは大分違うバレエみたい。
ノンナとミロノフ先生の踊る『アラベスク』の中にも、『マルグリットとアルマン』っぽい振付があったり。

あ、そういやもはや原形をとどめていないラ・シルフィードも有名ですね(笑)
物語はラシルだけど男性衣装がレ・シルフィードの詩人でいきなりコーダから始まって振付はジゼルで女性のヴァリエーションがピアノのやつ。
大変な名場面だし、アラベスクの後半のストーリーは本当に名作だから別にいいと思うけど
なにゆえ連載が進むほどバレエ知識があやふやになってゆくのかは純粋に気になる。

SWANにもヌレエフが出てきますよ!
序盤(文庫3巻)ではキャラクターとしても登場してるんですが、イラストのモデルにもなってます。
NY編のはじめの方で、真澄がルシィとエドのリハーサルを見るシーンのイラスト(秋田文庫9巻150P)が
どう見てもヌレエフが踊ったベジャール版『春の祭典』です。

バランシンのリハーサルをしてたんじゃなかったのか、君達。
設定上は『ruins(遺跡)』という作品のようですが、多分実在しないんでしょうね。
考えてみれば、「バランシンが振り付けた男性二人のパ・ド・ドゥ」って時点でちょっと奇妙な感じでしたね。
(そこまで計算した上での「わかる人にはわかる」小ネタ?)

ルシィがプリエしてる方の絵は『さすらう若者の歌』に見えるんだけどそっちは自信なし。
動画で似たような振付をちらっと見た気がするんだけど写真が見つかりません。もしかしたらこっちはヌレエフじゃないのかも。
……と思って探したらビンゴ。ドンさんとダニエル・ロメルさんの写真に大体一緒の構図がありました。
ま、初演はヌレエフってことで。

「エドとベジャールを踊りたかった」というルシィの夢は、物語の上では叶わなかったけれど
実は絵の中で現実になっていたんですね。
めでたし。
 

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過去記事復活シリーズ:リエパとか

2011年10月ごろ書いた文章が放置されてたので復活
ダンマガについても何か書く予定だったらしいけど2年前のことなので忘れました。

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http://youtu.be/l5gmdHZOwI4
サラファーノフとオシポワが踊る、ヌレエフ版ドン・キホーテ in スカラ座。
(すごい組み合わせ!)
ランチベリーの編曲大好き……
花売り娘二人との踊りの前に、「行くぜ!」って感じでバジルが手を打ち鳴らしてたのが珍しかった。レニ国かマリインスキーではこうなのかな。
ルジマトフのDVDを引っ張り出してみたら、なぜかバジルがカスタネットを鳴らしまくってました。こんなんだったっけ!?

ところでこの衣装は初めて見ます。Barry Kayでもジョージアディスでも、現在オペラ座で使われているRivkinaデザインのものでもないみたい。各自持ち寄ったって感じでもないし。
スカラ座のサイトに行ってみても、レパートリー紹介が見つからなくてよくわからず。
コメ欄で「これヌレエフ版じゃねーじゃん」て言ってる人がいるのも、衣装が違うからでしょうか。

私は現在もオーストラリアで使われているBarry Kay版が好きです。キトリは少女っぽすぎて着る人を選ぶ気がするけど、バジルの完成度はネ申。超神。
というか単純に、カラータイツのバジルがあんまり好きではないんだ、私は……。
Rivkinaのキトリはエレガントで、オペラ座ダンサーの個性に合ってると思う。シックな中にワイルドな風味を加えたジョージアディスもなかなか。
ということは、やっぱりバジルが問題なんだなあ……。私の個人的趣味だから別にいいか。

あとこれ忘れてた
http://youtu.be/Ebrn4uiHsxU

たぶんロシアのテレビ番組。パリの自宅でのヌレエフや1958年の海賊の映像のコーダ(の一部。Glory of The Kilovには未収録)、ジュドのインタビューとルグリのラ・シルフィードなど。

レポーターはボリショイの元プリンシパル、アンドリス・リエパです。
かつては金髪きらきらの王子様だったのに(この映像にも映ってますね)
このようなことになってしまったので、コメント欄でヌレエフそっちのけでお通夜になっている方がいます。
過去リエパは衣装を着せてもらってるのかな。ヌレエフはバリシニコフを家に招いたときも、衣装についてのアドバイスをしてたっけ。

Category : ヌレエフ情報
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フレンズDVD化/Kの大ニュース など

愉快な驚きが多すぎてちょびっと混乱中です
なにを書けばいいのかわからなくなって更新ペースがさらに落ちるぞ。覚悟しろよ。


★NOUREEV AND FRIENDS
最近の各バレエサイトさんやらtwitterの動きやらを見てようやく気が付いたんですが
これって私が思ってたより、ずっとずっと大きい催しだったんですね……!!(お そ い)
記念ガラではいつもこれくらいのメンバー集まってる気がしてたから、あっまたやるのふーんとかそんなノリでしたすみません。タイトルで気付けよって話ですね。
なぜかインタビューを受けているバリシニコフとか(なに話したんだろう…)、
まさかの公演DVD化とかネタ満載ですな。

★K BALLET COMPANY
祝・久しぶりの札幌公演andまさかのゲストニーナ。
もっともニーナは札幌には来ないみたいだけど、それでもワクワクが止まりません。
今回の白鳥の湖は、Kにはめずらしく全部オデット・オディールが一人二役みたいですね。
札幌は荒井さん。今まで見たKの素敵な白鳥姫が皆やめちゃって悲しかったけど(東野さん、松岡さん…)、
彼女が来るのなら言うことなしです。
Kのオディールは力強い邪悪な魔性の女のイメージ。衣装のデザインもパンクで刺々しく、
ヴァリエーションはパ・ド・シスの第五番で非常に妖艶。(以前はグリゴローヴィチ版に近い振付だったが、問題があったのか現在はかなり変わったみたい)
そんなオディールを完璧に踊っていた荒井さんが、今回どんな風に白黒演じわけるのかものすごく楽しみ!
熊川版独自の、4幕でオデットを嘲笑しに来る場面が見られないのはちと残念ですが
それは今まで堪能したので我慢しましょう。

と、これだけ幸せすぎるのにそれ以上を望んで申し訳ないのですが
次は札幌にドン・キか海賊持ってきてくれませんかね……。ぜひライヴで見たいの。


海賊といえば、最近ベラルビ版が上演されたらしいですね。しばらくネットでも見られるそうなんですが、
私未だに見てないのです。どんなのか楽しみー
イングリッシュ・ナショナル・バレエも、今年新しい海賊を上演するんでしたっけ
全幕の海賊、ここ数年でずいぶん増えた気がします。
……ヌレエフにも全幕やってほしかった。(まだ仕事を増やす気か)

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Category : バレエ雑記
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