三日月クラシック | ルドルフ・ヌレエフの極めて個人的なファンブログ(だった)。作品リスト、伝記原文比較等

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted by ミナモト on  | 

ジゼルの農村、アルブレヒトの香水

大分前、シリル・ボーモント著の『ジゼルという名のバレエ』で
ジゼルも実は、彼女の母が貴族と恋に落ちたときの落とし子なのではないかという説を読んだことがある。

その解釈はとても興味深いと思って、例によって長いこと自分の中で物語を広げていたのだけど
実際にそうした解釈に基づいた演出のバール版『ジゼル』のDVD(パリオペラ座、主演)を観たときには、
なんだか興醒めしてしまった。

クーラント公とジゼルの母ベルトの秘密めいためくばせ、そのときのベルトの暗い表情……
村全体、そうでなければ家族と領主の間に重くよどむ欺瞞、そして起きる少女と森番の変死事件。
なんだか横溝正史の小説を髣髴とさせる陰鬱さにげんなり。(悪魔の手毬歌やね)
どう考えてもそんなもの連想する方が悪いんだけど、
どっちにしろジゼル一幕にそういう雰囲気は求めてないんだよなあ……。
(ていうか貴族の落とし子はともかく、バチルドと異母姉妹ってやりすぎでね?)
ジゼルの村にはあくまで、素朴でやさしく罪のない、皆が和やかに暮らす場所でいてほしい。
しかしそういった私の理想は、アルブレヒトがジゼルに押し付けた都合のいいつかの間の恋の夢と
なんら違うところはないのであった。

【ReadMore】
スポンサーサイト
Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 0 comments 

ヌレエフの『ジゼル』雑感、もう一回/アルブレヒトの手

バレエとしてはマーゴとの白鳥が神がかってると思うし、映像作品として見れば理屈抜きでドンキが大好きなんですが、一番リピしてるヌレエフのDVDは多分ジゼル。自分でもなんでだかわからないけど。
夏場はよく、深夜のジゼル耐久レースをやりました。「ちょっとパ・ド・ドゥだけ見るかな」→結局最後まで見る→泣く→もう1本別のをプレイヤーに挿入(※ソフト化されたヌレエフのジゼルは2種類)→物語の中で夜が明けると、自室のカーテンからも朝の光が……
……というような。何をやっとるんだ。


★長くて恥ずかしかったので続き(感想文)は畳みました

【ReadMore】
Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 0 comments 

ジゼル雑感/動画サイト

★今日のムダ知識★
ローマ歌劇場で収録された『ジゼル』のDVDで、
ヌレエフの投げキッスの音が聞ける。

……いえ、気付いた瞬間ちょっと嬉しかったもので。
あの音って劇場で聞くとかなり大きいんだけど(Kの公演で熊川氏のを聞いた)
一体どうやって鳴らしてるんだろう。真似してみてもあんな大きな音は出ず、
やたらと猫が寄ってくるばかりです。ちゅちゅちゅ。


その熊川氏のジゼルは、半月板損傷からの復帰公演だったので
観客のテンションも、おそらくは熊川氏本人のテンションも高くて凄かったです。
2幕のヴァリエーションで、彼が鋭い回転や跳躍を見せるたんびに
轟音のような拍手が巻き起こってとってもシュールでした。(もちろん私も混じってたが)
亡霊の呪いによって命を落とさんとしている男への喝采って、
考えてみたらかなり倒錯してるかもしれません。
(ローマ歌劇場の観客もとっても熱いです)
もっとも、熊川氏のアルブレヒトはどう見ても踊る気満々で
もしかしたら死ぬ気満々でもあるような感じもしますが。
死者との交歓。


現在手に入るヌレエフの全幕『ジゼル』には、ローマ歌劇場でカルラ・フラッチと踊ったものと
ミュンヘン・バレエと共にリン・シーモアと踊ったもの(スタジオ収録)がありますが、
私はどちらかというとローマ歌劇場版が好きです。
ジゼルという作品には、あんまりスタジオ収録は合っていない気がします
(名作といわれている、ブルーンとフラッチのスタジオ版『ジゼル』は残念ながら未見)。
でも、スタジオ撮影だとアップが多いところは単純に嬉しい(笑)
ミュンヘン版には、1幕にジゼルとアルブレヒトのとっても可憐なパ・ド・ドゥが挿入されていて、
それも結構見所かも。クレジットによると、Mary Skeapingという方の振付のようです(多分)


白鳥の湖なんかは、チャイコフスキーの曲とプティパ・イワーノフの原振付のパワーで
どんな演出・ダンサーでも割ときっちりまとまると思うのですが、ジゼルはなかなか難しい。
「ここはいいのに、あそこはちょっと……」と思うことが多いです。
今のところ、贔屓目抜きで一番好きなのはザクリンスキーとメゼンツェワ主演のものかな。
モスクワ・クラシックバレエでのマラーホフも良かったけど、リュドミラ・ワシーリエワの
2幕のジゼルがちょっと残念だった記憶が。1幕はよかったんだけど。
マラーホフにはヴィシニョーワと踊った映像もありますが、そっちは未見。
フェリのジゼルも素晴らしかったそうなので、それも見てみたいな。
……って書きながら思ったんですが、私の所持する映像ってロシア・ソ連ものに偏り杉。
ヌレエフが好きなくせに、実はつい最近までパリ・オペラ座にもあんまり興味ありませんでした。
あわわ。


そう言えば、いつの間にか某動画サイトに、某日本の誇る舞姫とヌレエフの『ジゼル』がUPされていて
見つけた瞬間成仏しそうになりました。
いつもアルファベットで検索するもんだからなかなか気付かなかったです。
(UPして下さった方、ありがとうございます!!)(ここで叫ぶな)
あとexposedとかもUPされてたのですが、上げた人はヌレエフ以外割とどうでも良かったらしく
ヌレエフの出てこない前半部は全力でカットされてます。
私は物憂げなテーマ曲がまた聴きたかったのですが、OPと共にエンドロールもがっつりカット(笑)
そしてセリフにはロシア語同時通訳がかぶさっていて、ヌレエフの声が全然聞こえない(泣笑)
あのちょっと高めのハスキーボイスをこよなく愛する私に、これは一体どういう仕打ちでせう。
……おとなしくまたツタヤに行ってきます。では。

Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 0 comments 
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。