三日月クラシック | ルドルフ・ヌレエフの極めて個人的なファンブログ(だった)。作品リスト、伝記原文比較等

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted by ミナモト on  | 

ウィーンのヌレエフ版「白鳥の湖」 新映像

Side B-alletさんで知ったのですが、ウィーン国立バレエによるヌレエフ版白鳥の湖がDVD化されるそうです。
やったー!!
今年3月収録のフレッシュな映像で、クラシカ・ジャパンでも放送予定あり。
木本全優さんや橋本清香さん、玉井ルイさんなど、キャストには日本人ダンサーの名も。

主流のプティパ/イワノフ版とも、パリのヌレエフ版とも大きく違うウィーン版白鳥の湖。
(パリのヌレエフ版は、ストーリー解釈は大胆だけど振付や曲順はこの版と比べるとオーソドックス。
 結構英国ロイヤル風が入ってる)
好きな部分は沢山あるんですが、この映像では黒鳥のヴァリエーションに注目したいです。
パドシスの五番の音楽でイタリアンフェッテをするというちょっと独特な振付で、
美しい舞踏会の陰で恐ろしいことが起こりつつあるという雰囲気があって大好きなんです。
フォンテインの踊りにもまさしく優雅さの裏の凄味があっていいんですが、当時より大胆に脚を上げる現代のダンサーがあれをやったらまた別の迫力があるんだろうなあとずっと思ってたのでとても楽しみ。

もちろん一新された衣裳や舞台美術、そして何より、監督ルグリがヌレエフから受け継いだものを
どのようにウィーンのダンサーに伝えていったかというのも大きな見所。大変うれしい映像リリースです。

スポンサーサイト
Category : ヌレエフ情報
Posted by ミナモト on  | 0 comments 

ヌレエフの演じるロットバルト

放心してたら紹介が遅れましたが、twitterで教えてもらった動画です

http://youtu.be/yIpgxJL8qQY

1990年、ミラノ・スカラ座での白鳥の湖(ヌレエフ版)の全幕映像。
配役はジークフリートがシャルル・ジュド、オデット/オディールがイザベル・セアブラ(Isabel Seabra)、
そしてヴォルフガング/ロットバルトがルドルフ・ヌレエフです。

記録用の映像なのか、ほぼ固定カメラで舞台全体を撮影する構成になっています。
ドキュメンタリー「Rudolf Nureyev alla scara」にもヌレエフのロットバルトの映像が出てきますが、それとは別物のようです。

色々書きたいのに言葉が見つからないです ヌレエフのロットバルトというだけで失神ものなのに王子がジュドって……人生の心残りリストが順調に消化されていっててこわい
次はアポロあたり出てこないかな ヌレエフのアポロってバランシンの権利者的にどうなんだろう。


◆ドキドキしてまだ全部見れてないけど自分用メモ

黒鳥のアダージョのあとロットバルトがなにか拾うような仕草をしている。ヌレエフ版にはそういう演出はなかった気がするので(オペラ座のDVDでは確認できない)ただ飾りかなにかが舞台に落ちていたのだろうか。ヌレエフ直々に拾っちゃうんだ!気配りの人!とわけのわからない感動をしました。
あとやっぱりこのロットバルトはヌレエフの役だとしみじみ。今まで別の人が踊るのを見てて、すごくヌレエフっぽい振付だなあと思っていたので、それをヌレエフ本人が踊ってるのが不思議な感じでした。ヌレエフがこれを踊るのは当たり前のことなのに、私にとっては当たり前じゃないので。(順調になにを言っているのかわからない)

Category : ヌレエフ情報
Posted by ミナモト on  | 2 comments 

お弁当もってみんなで湖に行こう

京極夏彦作の「姑獲鳥の夏」のインスピレーションソースのひとつには、
白鳥の湖が入っているのではないかと言いがかり的に思っている。

具体的には、鳥のイメージを持った女性が出てくるところや、 そっくりな女の子を取り違えてしまって悲劇が起こるところや、王子様が悪魔から私を救いにきてくれたと思ったらどうやら勘違いだったところとか、
それでもどうにか王子様の活躍で本来の自分を取り戻せたところ
 とか。
(一応ミステリなのでねたばれ配慮)


昨今主流の解釈では白鳥の湖は王子主体の物語とされ、
ともすればオデット=白鳥姫は空想上の存在になってしまう。
それはそれで別にいいんだけど、ここであえてオデットの物語」として捉えなおしてみると
「人間が人間らしくあるためには、どんな状況でも希望を持つべきである」
というメッセージが見えてくる気がしました。……言いがかり的に。
私すぐに「王子の役立たず、ばーかばーか」と囃し立てたくなってしまうタイプの人間なわけだけど、
たとえ末路が湖の底でも、一瞬でも希望をもたらしたという意味では
彼は白鳥姫にとって充分意義のある存在だったのだ。たぶん。

(なぜかネタバレになりそうだから伏せておくけど、 私はオデット=オディール二重人格説をときどき支持している。悪魔たちが正体を現した瞬間速攻「なんてこった!」ってなるの、あれおかしいだろ早すぎだろ。さっきまで一緒に踊って愛を誓った女を今度は一瞬で偽者認定するのかよ。実は窓の外の白鳥がまやかしなのかもしれないのに。だから王子はあそこで慌てず騒がずにっこり笑ってさ、「なんであなたたちはそんなに勝ち誇っているんだろう。僕がきのう湖で会ったのもいま愛を誓ったのもあなたなのに」とか言っておけば、黒と白の人格が統合されて四幕すっ飛ばしてトゥルーエンド直行できたり……しませんか。しませんね。


★「鳥になった女」のイメージは、京極氏のほかの作品にも登場する。
「青鷺の火」ではより切なく、「 陰摩羅鬼の瑕」ではより禍禍しい形で。

 

【ReadMore】
Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 0 comments 

ベルリンの白鳥

「NHKバレエの饗宴」の放送予定をすっかり忘れて、札幌ドームでシャウトしていた19日。

……試合は勝ったし都さんには間に合ったからセーフセーフ(震え声)。未だ衰えない優雅さに脱帽。
ラプソディの赤黄衣装って廃止になったのかな。あれ主張が強すぎて苦手だったんだけど、
ないならないで寂しいです。
東京シティのコッペリアは、衣装や装置がものすごく綺麗ですね。鐘のお祭りというより妖精の国みたい。
ドニゼッティ・パ・ド・ドゥが見られなかったのは残念でした。またの機会を待とう。

で、中村祥子さんとヴィスラウ・デュデックさんの黒鳥のパ・ド・ドゥ。
美しい踊りと演技に心奪われつつも、気になったのはその振付。
アダージョの途中にバランスが入ったり、オディールのフェッテのあとに王子のピルエットあったり、
コーダの後半でオディールがアラベスクのまま後退する振りがあったりと、どういうわけか英国ロイヤル風。
ふたりともベルリンのダンサーなのに、なぜ?

そんなわけで調べてみたら。ベルリン国立ってパトリス・バール版の白鳥をレパートリーに持ってるんですね。
ロイヤルから直接影響を受けたというより、ロイヤル(おそらくはアシュトン版)の流れを汲んだ、
オペラ座のヌレエフ版白鳥に影響を受けてああなったのだと推察しました。
YouTubeでバール版を探してみたら、大体同じ振付だったので多分合ってる……はず。

バール版も全幕DVDが出てるようなので、いつか見てみたいな。燕尾服のロットバルトがかっこいいわ。
バール版コッペリアは評判が芳しくなかったようだけど、
白鳥の湖はつまらなくするほうが難しいから多分大丈夫でしょう(笑)

なお、K-BALLETの熊川版もロイヤル版がベースなので(他にも色々まじってるけど)
ヌレエフ版・バール版に近い振付になっています。荒井さんのオディール絶品だった!
英国からフランス・ドイツ、あるいは日本へと、枝分かれして広がってゆくロイヤルの黒鳥。
もしあの振付の元祖がアシュトンだとすれば、さらにルーツを遡れば
バレエ・リュスに辿り着くのかもしれません。
こういうグラン・バレエの振付の系統図って作ったら楽しそうすね。研究者のかたがもう作ってると思うけど。

ちなみに、オディールのバランスはヌレエフのこだわりポイント。
森下さんの随筆『バレリーナの情熱』に、「バランスを取るといい。マーゴはそうしていたよ」とアドバイスを受けたエピソードが記されています。
……ブルノンヴィル・スタイルをガンガン取り入れるところといい、
自己主張が強いわりに、素直なところはとことん素直。
やるかやらないかでマーゴと大喧嘩したオデットの身の上語りのマイムを、
オペラ座版で取り入れるようになるまでの心境の変化にも大変興味があります。
海外伝記に載ってるかな?

【ReadMore】
Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 0 comments 

カナダ/グリゴローヴィチ/白鳥感想ちょっと

各地で本格的にバレエシーズンが始まり、
いろんな情報が飛び交っていて心が浮き立つ今日この頃ですイエーイヽ(・∀・ )ノ

ヌレエフ財団公式にも公演情報がUPされてますね。
オペラ座はバヤデール、ウィーンはドンキ。
そしてナショナル・バレエ・オブ・カナダでは、眠れる森の美女をやるそうです。
ここはオペラ座と違って、昔のままのニコラス・ジョーディアディスの衣装と装置を使ってるみたいですね。
私は両方好きです。オペラ座のオーロラの衣装、すっごくかわいい……。
あと、カナダのサイトがおしゃれで見やすくてびっくりしました。目的の場所にすぐ行ける! ダンサー紹介が凝ってる!
どことは言わないけど、いつ行ってもダンサー紹介ページに行くまで迷っちゃうサイトがあります。英語なのに……。
ヌレエフ財団のサイトがシンプルなつくりでよかった!

ヌレエフとの眠りの映像を残した、ヴェロニカ・テナントの公式サイトがありました。
http://www.veronicatennant.com/
(※音楽が流れます)

ヌレエフの写真を閲覧・ダウンロードできます。 "Prima Ballerina" "Photos"から。
眠りのクリップもあるんですが、ヌレエフが淡々と作品解説してる冒頭部分だけです(笑)。
あまり名前を聞かないと思っていたけど、随分幅広く活躍してる方だったんですね。
淑女の風格を持つ、エレガントで美しいオーロラ姫でした。よく見ると、おみ脚がヌレエフと比べても遜色なく立派だったり(笑)。安定感のひみつはそこ? そういえばカナダの女性って、ゴージャスで逞しいイメージだなあ。


★ヌレエフほとんど関係ないですが
ダンソマニさん(…最近やっと見方を覚えたのだ)で紹介されていたボリショイの映像(こちら)に
大好きなアレクサンドル・ヴェトロフ様のお姿が映っていてとても嬉しかったです。
カール・パケットも素敵だったけど、やっぱり私の最高のロットバルトは旧グリゴローヴィチ版のヴェトロフだなあ。
ヌレエフ版はほぼ出ずっぱりだから正直チートだと思う。

でもヴェトロフ様、思ったより老けてた……。元が細いから、少し肉がつくと目立つのかな。
グリゴローヴィチは思ったより変わらず。この人が未だにボリショイの主席バレエマスターだというのもすごい。
お元気そうだったから、名誉職とかではなくバリバリ働いてるのかな。

……ええと、ヌレエフを絡めなきゃ。グリゴローヴィチはキーロフに所属していた頃に
バヤデルカのソロルを演じるヌレエフの脇でブロンズ・アイドルを踊ってます。
本人曰く「ソロル以外のすべての役を踊ったことがある」そうです。
ヌレエフ版ラ・バヤデールの初演時には、オペラ座に足を運んだとか。

古典への大胆な解釈の持ち込み方や、ひたすらダンスで物語をつむぐところ、あと男性群舞大好きなことなど
グリゴローヴィチとヌレエフの振付には結構共通点が多いと思います。
でもヌレエフはマイムや演劇的要素も大切にしたけれど、グリゴローヴィチはほんとうに必要最低限のマイム以外削ってしまいました。フィーリングで見られるから、初心者の私にはとてもわかりやすかった。



オペラ座白鳥の湖の感想をぐだぐだ書いているんですが、
私の場合自然にまとまるのを待っていたら百年かかるので適当に小出しにしてみます。
増えたらまとめるかも。

【ReadMore】
Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 1 comments 

デアゴ買いました

オペラ座に白鳥の湖を見に行ったら、客席で武田久投手にばったり出会い
彼がこの間なにかの記録を達成したことを思い出したものの、それがなんだったか思い出せず(※通算100セーブ)
とりあえず「この間はおめでとうございます^^」とだけ声をかけてみた


そんな夢を見ました。
パリオペの白鳥と野球のことで頭がいっぱいだったのが表れたんだと思います。
関係ないけど、こないだうちのブログが通算300拍手達成しましたあああありがとうございますヽ(*´∀`)ノ

それにしたって武田投手とオペラ座の関連性が謎すぎて、朝の光の中で呆然と頭を抱えていたのですが
もしかして劇場……?


というわけで、デアゴスティーニ買いました! 白鳥の湖!
やっと全編通して見られたよおお

最初は「わーい安く買えるー♪」としか思ってなかったけど、日本中の書店にヌレエフ版の白鳥が並んでて、
バレエファンだけでなく今までバレエに興味なかった人の目にまで触れてるって、なんかすごいことですよね……。
ネットでもたくさん広告見かけてドキドキします。

内容については長くなりそうなので今度にしますが、ディスクに映像特典がついていたのが予想外でした。
ナレーションで物語を解説するだけの簡素なものだけど、多分Opus Arte版の特典と同じものだと思います。
ということは、他の号にも原版と同じ特典が付くってことですかね? 新書館の(※間違えました。こっちもOpus Arteでした)『ジュエルズ』の特典なんか、それだけで1本DVDが作れそうな密度だったけど、あれも2000円以下で売ってくれるの!?

個人的に大誤算だったのが、冊子にあんまりヌレエフについて書かれてなかったこと(笑)。
……せめて半ページは使って特集してもらえると思ってた! ダンサー解説もサラッとしてます。
でも物語やマイムの解説が主なのはいいですね。ヌレエフ版は特殊なストーリーだし。

3幕で悪魔が伯爵に化けてきたって記述にはちょっと疑問。家庭教師として来たのかと思ってた。
王子の精神世界を描いていると解釈すれば、曖昧でもいいのかな。
家庭教師としてやってきているとすれば、それはそれでストーリーの整合性が取れている気もします。
飛び入りの貴族(大抵の版ではどう見ても悪魔すぎるおっさん)が連れてきた女を花嫁に選ぶのは無理があるけど、
家庭教師が連れてきた娘さんなら身元がはっきりしていそうだし。
まあ悪魔なんですが。

第1号にヌレエフ版を持ってきたことには賛否両論あると思うけど、
バレエ初心者の人にも「振付によって様々なストーリーや解釈がある」と知ってもらえるのはいいことだと思います。
確かにヌレエフの白鳥はかなりオーソドックスからはずれているけど、ボリショイも英国ロイヤルも、
大きなバレエ団はほとんど独自の「ちょっと変わった」白鳥を上演してるし。
私がバレエを見始めた頃、いろんな白鳥を見比べるのが面白くて仕方なかったからこう思うのかも。
チラシでラストのネタバレするのはやめてよね、サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエさんよ……。

マリインスキーはずっとあのままでいいから、一度ラストを悲劇に戻してみてくれないかなー
ハッピーエンドは嫌いじゃないけど、ラストのおざなりな殺陣が見てられなくって……。かといって真剣にスペクタクルにやられても困るんだが。
ヌレエフ版ロミジュリの戦闘シーンは面白かったけど、あれ古典じゃないしね

Category : バレエ雑記
Posted by ミナモト on  | 0 comments 
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。